作品
人生の最期の刻に何を聴きたいか。急逝した著者のライフワークから、生前親しかった小林亜星氏、小泉今日子氏がベスト版を編集
昭和への深い理解と濃密な文体が愛され個性的な軌跡を残して3年前に急逝した久世光彦。今なお根強い人気を保っている久世の遺作
人生は〈配役〉の問題だ。殿様面の大部屋俳優と、美貌で酒乱の三十女を華族様に仕立てあげ、結婚式でひと儲け……。著者最後の傑作
「あなたは最後に何を聴きたいか」をテーマに綴られたエッセイも最終巻を迎えた。急逝した著者への想いを託した追悼文も収録
ベッドで林檎を齧る女。お粥を作ってくれた女。朝の台所に立つ女。食べたもののある風景から立ちのぼる官能の記憶。傑作恋愛掌篇集
人生は<配役>の問題だ。殿様面の大部屋俳優と美貌の30女に王朝の衣装を着せ、<お月さん>が見た夢は……。快心のコンゲーム小説
新しい時代を迎え、古い時代に別れを告げる“歌”がある。「湖畔の宿」「今日でお別れ」「昭和枯れすき」昭和の名曲へのオマージュ
ベッドで林檎を齧る女。お粥を作ってくれた女。朝の台所に立つ女。食べものから鮮やかに立ちのぼる遠い日の官能の記憶。傑作掌篇集
壮大な鎮魂曲「海ゆかば」、日本の母たちに歌い継がれてきた「朧月夜」「夏は来ぬ」――。懐かしい歌への追憶を綴るエッセイ集第二弾
子供たちは露地で遊び、家には夕餉の支度に忙しい割烹着姿の母親がいた——。名文家二人のエッセイと写真で甦る、昭和のあのころ
弥勒さんが現れると、不思議なことが起きる。懐かしい女たちの住むあっちの国へ、風が吹く。可笑しくて、やがて切ない幻想連作集
幻の母よ、何処? 過去を引きずり、色気と憂いに満ちた半次が、岡っ引きの娘小夜と挑む難事件の数数。江戸情緒溢れる傑作捕物帖
椎名誠、皆川博子、久世光彦、赤川次郎、群ようこ、橋本治、平岩弓枝、江國香織、小池真理子……24人の人気作家によるアンソロジー
森繁久彌がアカペラで歌った「月の砂漠」、母が台所で口ずさんでいた「これぞマドロスの恋」……忘れがたい歌にまつわるエッセイ集
十五歳だったあの日、森の中で父さんと暮らすぼくは、あの人と出逢って性の扉を……。香り高い文体で描く少年のヰタ・セクスアリス
幻の母よ何処。過去を引きずり、色気と憂いに満ちた半次が、岡っ引の娘小夜と共に挑む難事件の数々。江戸情緒溢れる傑作捕物帳
かつて、どこの家にも《泰西名画》があった。ターナーやラファエロ前派など二十四点の名画に寄せて忘れえぬ思い出を綴るエッセイ集
死ぬ間際にたった一曲聴けるとしたら、どの歌を選ぶか?「蘇州夜曲」「何日君再来」「影を慕いて」など、懐かしい名曲の数々と歌にまつわる思い出を綴った珠玉のエッセイ集。(小林亜星)
懐かしの小学唱歌から「海ゆかば」「唐獅子牡丹」まで。今わの際に聴きたい曲に託して、人生の哀歓を綴ったエッセイ集第二弾
人はなぜ怖い絵にひかれるのか。乱歩の「陰獣」を飾った竹中英太郎の挿画、ビアズリーの「サロメ」などの絵との出会いと幼児からの悪への傾斜とを見事に綴り合わせた妖かしの世界。(矢川澄子)
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