作品
東京で育ち、東京を描いた、「東京の作家」吉行淳之介。終戦の混乱からバブルの時代まで、鮮烈にこの大都会を描いた短篇やエッセイを収録する、魅力のアンソロジー。山本容朗編集。
さりげない口調で、姿を消した愛猫への思いを語る表題作をはじめ、日常生活、嗜好、日記、交遊、戦中体験、追悼、そして文学と、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る。
からだの話、酒の話、美人の話、男の持ち物の話、子供の頃の話、町の話、そして友人知人の話――身のまわりの話のくさぐさをユーモラスにイキに綴った、ぜんぶ「ややや!」のはなし。
からだの話、酒の話、本の話、男の持ち物の話、子供のころの話、そして美人の話――達意の名文で語られる、全部「ややや!」の話
日仏文化交流の一環としてガリマール社から刊行され話題となった明治・大正・昭和の名作短篇集。日本人にとっても必携の書である
(上を参照)
芥川賞は遂に社会的な存在となった。五味、松本、安岡、吉行、小島、庄野、遠藤、石原、近藤、菊村、開高、大江と絢爛たる偉容を誇る現代日本文学の主流派作家群
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