作品
深川の長寿庵の主人で岡っ引を務めてきた長助が、お上から褒賞を受けた――。お祭り騒ぎのなかで事件が起きる表題作ほか珠玉の八篇。
七歳になる源太郎は、歯痛でしおらしくしている花世のために、二人でお稲荷さんへゆくが……江戸情緒もみずみずしいベスト版第3弾。
江戸の大川端にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に繰り広げられる大人気“人情捕物帳”。宿の若き女主人るいの忍ぶ恋が胸を打つ!
美しい江戸の町に実を結ぶるいと東吾の恋。シリーズ最大の人気作「祝言」を含む、捕物、人情、江戸の光景に贅沢に心遊ばせる一冊。
日本の伝統を守る組紐の名人が亡くなり、三人の美しい娘たちがあとに残された。三者三様の愛と人生の哀歓を描く傑作長篇ほか、二編。
幕末の戦乱で東吾は行方不明、源三郎も落命するが、花世や麻太郎、源太郎たちは逞しく成長し、激動の時代を確かな足取りで歩きだす
「かわせみ」に逗留する華族夫人は、思いのほか気さくな人柄だが、築地居留地で賭事に興じ千春を心配させる。果たしてその正体は?
「立春に結婚しましょう」7日後に急に祝言をあげる決意をした花世と源太郎はてんてこ舞い! 若き2人の門出を描く表題作ほか6篇。
麻太郎の親友・凜太郎から恋心を打ち明けられた千春。凜太郎が亡兄の未亡人から再縁を求められる騒動の中、二人の気持ちはひとつに。
誰もがうらやむ玉の輿、美しきヒロイン美也子は三十歳の年の差婚!政界と企業の論理に翻弄される女たちを描いた圧巻のロマンス小説。
旅先で五辻桂に仕掛けられた残酷すぎる罠――若き青年・公平との純愛は実るのだろうか。壮大なスケールで展開するロマンス小説、完結
50歳を前に突然夫に急死された世間知らずの女主人公が、生さぬ仲の息子との遺産のトラブルに。老後の自立、そして女の幸せとは
雪の平泉、桜の鎌倉、紅葉のニューヨーク。変わる四季、美しい舞台を背景に、若い娘の純粋な恋と大人の女の成熟の愛が、咲き誇る
江戸の世に別れを告げ、次巻より文明開化の明治に舞台を移す本シリーズ。「かわせみ」最後の江戸情緒を描いた本書はやさしく美しい
7日後の立春に結婚することを決めた花世と源太郎。数々の不安はあれど、るいや宗太郎らが救いの手を差し伸べ、無事祝言を挙げる
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