作品
平凡な日本人の優しさを噛みしめる、作家としての原点と、人生の折々を振り返る最晩年の軽妙エッセイ。単行本未収録4本を追加。
紅茶輸入業を営む一族の女社長が殺された。中国語メッセージの謎、神戸異人館の美しい邸宅、歴史ロマン。魅惑の平岩ミステリー。
雪の平泉、桜の鎌倉、紅葉のニューヨーク。変わる四季、美しい舞台を背景に、若い娘の純粋な恋と大人の女の成熟の愛が、咲き誇る
失踪したカメラマンの夫。行方を捜す妻の周辺で殺人事件が連続する。夫の蒸発と殺人事件は関係があるのか? 渾身の長編ミステリ。
南仏のリゾートホテルを舞台にした短編小説。ミステリと恋愛がミックスされた著者円熟期の傑作が文春文庫で読めるようになります。
神様の書かれたシナリオを、大根役者の私が必死になって演じてきた……。「御宿かわせみ」の作者による、もうすぐ九十歳の幸福論!
赤穂浪士として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻・りくに光を当てた、もう一つの「忠臣蔵」。吉川英治文学賞受賞作。
大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復し、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の明治篇七巻目、最新作。
休業中にお伊勢まいりに参加した「かわせみ」の面々。東海道から伊勢路へと、慣れぬ旅を続けるが、道中で次々と怪事件が起こる。
かわせみシリーズの傑作「矢大臣殺し」はクリスティへのオマージュか? 書評家・大矢博子がミステリを切り口にかわせみ作品を厳選。
婚礼の日の朝、千春の頬を伝う涙の理由を兄・麻太郎は摑みかねていた。「かわせみ」の若者たちに訪れた転機と事件を描く全五篇収録。
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