作品
豊かで美しい村の守り神である、帝国陸軍の九六式カノン砲「キャノン様」。だがそこにはある秘密が。戦後世代が描く沖縄戦の記憶
舞台は沖縄。オバァのまじないで幼いわが子の姿を消されてしまった津奈美は、それを元に戻すため「陰」の世界へと飛び込んでいく
戦時中、沖縄のグスクに設置され村の象徴とされてきたカノン砲。マカトオバァらにより戦後豊かになった村には大きな秘密があった
産婆のオバァのおまじないで我が子の姿を消された津奈美は、正徳じいさんの知恵を借りて、井戸から「陰」の世界へ飛び込んでいく
島を彷徨う少女の魂に恋した少年、九十七歳の生年祝い=風車祭を迎えようとするオバァ、六本足の豚の繰り広げる壮大なファンタジー
舞台は西暦二千年の沖縄。謎の将校、キャラダイン中佐は首里城を爆破して伝説の地霊レキオスを復活させ、米国本土に宣戦布告する
沖縄の自然に抱かれ育った美少女綾乃が聞いた神様の御告げとは。豊かな伝承と少女の感性が見事にマッチした現代人必読の一冊!
二二六年も島をさまよっている少女の魂に、少年は恋をした。巫女やオバァが生き生きと魅力的に描かれ、ユーモア溢れる沖縄の物語
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