作品
最先端技術者に性の異常が激発している。母離れできない男、女性の肉体とはできない男。妻の浮気、同性愛、スワッピングなどのかげに、現代文明のゆがみが色濃く投影している。
先端技術の最前線は人間の生命に隠されている。人間こそ超々高度技術の集積体だ。脳と老化研究の現状を紹介しつつ、現代科学の最前線、生命産業の可能性を探る。(藤岡和賀夫)
エネルギーの未来を託すべきは私企業か国家か。かつて、電力の国家管理化が国民の自由を奪った。エネルギー戦略の主導権をめぐる通産省対電力会社の戦いを描く。(解説・佐高信)
科学はついに遺伝子操作という神の領域に迫った。この“現代の錬金術”は、ガンの特効薬、石油の代替燃料など、バラ色の未来を約束する一方、産業界に構造変化を生みつつある。
情報という怪物が、企業社会を大きく変革し始めた。INS、CATV、VANなど、ニューメディアでオフィスや家庭はどう変わるのか? 二十一世紀の高度情報化社会像をさぐる。
八○年代に入って、日本の官僚機構も変質を見せ始めた。同時に官僚たち個々人の生き方にも変化が見え始めている。執拗な取材で官僚機構の問題点を抉り、二十一世紀への進路を問う。
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