作品
結婚五年目、ふっくらとして色気づいた昭子は主婦作家となり、せっせと執筆にはげむ一方、夫は妻への不満を慕われている会社のOLに心をときめかす…傑作長篇
美人のハイミスと彼女の心を捉えた中年男は熱烈な恋愛の末、結婚。そして五年目、作家となった妻と夫のきずなにいつしか亀裂が生じる。女と男の哀歓をユーモラスに温く描く長篇。
未経験の女の子はもやもやした恋情をどう説明していいか分からないが、経験ずみの女の子はそこが分かる。彼の気だて、肉体、そのどこが好ましいか。目ざめた女のナウな恋愛風景。
好評エッセイ「女の長風呂」に続く第四弾。長湯からあがり、秋のはつ風におくれ毛を吹かれながら男女の機微をうがつ、酒と笑いとユーモアとお色気たっぷりの読物
伸縮自在、二夫二婦、子宮作家、快感貯金、男の性的能力などなど。目次を覗いただけでも、わくわく、ずきずき。やんわりユーモアを添えて男女の機微をうがった軽妙なエッセイ。
御堂筋の雨の中、千日前のみぞれ雪、中之島の花ぐもり、とにかくいつも恋をし、こうして青春が過ぎてゆく。目まぐるしい世の中の目まぐるしい恋愛合戦を軽快なリズムで描く長篇。
話はいよいよ佳境に入り、揺れ動く女心と女体の相関関係の不可思議、玄妙なこと。さわやかさとおかしみあふれる粋談の独演会。ますます冴えるベストセラーの第二弾。(中山千夏)
男と女がかもしだす性の微苦笑を面白おかしく訴えたベストセラー。軽妙洒脱な語り口にのせて、やんわり、ほんわり、ずんばらり。たおやかに男性自身に迫るおせいさんのお色気談義。
大阪の三人の若い女性が、それぞれにめぐりあう男性たちとの甘い関係の歓びと哀しみ。現代の愛と野心のかたちを、さわやかなフィーリングで描き出した長篇。(島京子)
“星の子”與謝野鐡幹を中心に絢爛たる恋のほむらを燃やす女流歌人。歌人として、女として、燃え上がる人生をすごした與謝野晶子の本然の姿を、見事に結晶させた小説。(村松定孝)
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