作品
日系熟年美女・アガサは、ロスアンジェルスで一番の腕利き私立探偵。マフィア幹部の未亡人という肩書きを武器にして、CIA、FBIなどを手玉にとってあばれ回る痛快ミステリー。
日本のモンマルトルといえばきこえはいいが、新宿の一角に街娼の立ちならぶ場所がある。そこで深夜にホテルから出てきた女が、背後から飛んできたナイフで殺された――。短篇全六作。
六本木のディスコ。イモの子を洗うような混雑の中で、踊る人、人、人……。その時、殺人が起った。折よく居合せた岩崎班の面々が勇躍して事件に挑む。乃木ら、女性捜査官も大活躍!
四人の刑事が厳重な電子ロックの鍵をあけて中へ入った時、まっ先に目に入ったのは、天井のシャンデリアからぶら下っている女の死体だった。――天才警視正のカンは鋭く冴えて……。
誘拐されたアメリカとソ連の外交官子女を救出するためにベネチアへ向った岩崎白昼夢の活躍を描く表題作をはじめ、「殺人者はL・S・D」「殺し屋のお値段」等力作全六篇を収める。
三十年前に死んだはずの男が生きていた。そして恐るべきたくらみが進行していた。時はあたかも“北京暴乱”。大陸へ飛んだ岩崎警視正は何を思う? 新構想で描く長篇力作。(植村修介)
上海――。かつて魔都と呼ばれた時代があった街。その妖しい響きのままに咲き出でたような、上海リリーと名のる美女の生涯を、波瀾万丈のストーリーテリングで描く傑作。(小梛治宣)
日本のトップレディーを護衛しオリエント急行に乗れ――諜報員、殺し屋、インターポールが入り乱れての大スペクタクル! 小説の面白さを追求しつづけた作家の最後の大長篇。(小梛治宣)
東京湾岸の有名なディスコへ繰りだした岩崎一行は、包丁を振り回してお立ち台に迫った男が群衆に踏み殺されるのを見た。乃木らわき役の活躍も楽しい、脂の乗りきったシリーズ第十巻。
ロシア大使館の三等書記官が殺された。犯人はバレリーナのような若く美しいロシア人女性。事件の裏を解きあかすのは何?国際化を極めた東京の犯罪に挑む警視正、大活躍の短篇六篇。
フィリピン人のコンビニの店員が殺された。犯人もフィリピン人らしい。コンピューター頭脳の岩崎警視正、如何に解く! 乃木、阿笠、お稽古らおなじみ女刑事もパワー全開、第八弾。
新宿のマンションで男がメッタ斬りにされて殺された。何かある。はたして被害者は高名な画家だった! 血の匂いの中で、岩崎の冷徹な眼がキラと光り、コンピューター頭脳が動き出す。
「フセイン大統領の殺し屋に殺される」怯えて言っていたイラク人少女が殺された。仲間たちも見えない影を怖れて口をつぐみ続けるばかり。一課の猛者を連れ、岩崎白昼夢、いざ出陣!
田園調布で探偵局を開いている住井美加は、大財閥の一人娘である。夫は黒人の元サンフランシスコの敏腕警部。局のメンバーが新年の挨拶を交している所へ、猥褻詐欺事件の通報が……。
伊達政宗を遠祖に持ち、馬術とピストルの名手である伊達順之助。日中融和の理想のために中国に帰化してまで追い求めた大陸雄飛の志の果てには、戦犯の二字が待っていた。(伊達宗義)
上海――。魔都と呼ばれた時代があった街。その妖しい響きのままに咲き出でたような、上海リリーと名のる美女の数奇な生涯を描く
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