作品
死ぬ時は死ぬがよし……だれもがこんな境地で死を迎えたい。でも死はひたすら恐い。だからこそ死に稽古が必要になる。周作先生が自らの失敗談を交えて贈る人生セミナー。(矢代静一)
「おもしろそうだ!」と思ったら、さっそく出かけてゆく。お化けバーからホストクラブ、大根役者のシェークスピア芝居などなど、一読三笑、抱腹絶倒の楽しい読物。(北杜夫)
ヤミ市で靴磨きをした頃、占い師に「小説家にはなれない」と宣言された頃……。青春と交友を懐かしく、時に哀切、峻厳に回想する
大友宗麟が作った理想都市・無鹿を訪ねての歴史幻視を描く表題作、「あの世」の話など、傑作遺稿四篇を収録した遠藤さん最後の短篇集
小説『深い河』と神について、医療への提言、故郷、神戸を襲った大震災、若い人への叱咤……。病と闘いつつ書かれた最後の随想集
夙川教会で出会ったメルシェ神父の思い出、神田ランボオで酒をあおった日々、闇市で靴磨きをした話など、青春のみずみずしい回想
女とはかくも恐しきもの。お市の方、淀の方、母娘二代にわたる復讐。そして春日局、桂昌院ら大奥の女たちの哀しみ。戦国から江戸後期まで、三百年の女のドラマ。(頼近美津子)
(上を参照)
それぞれん夢賭けて、そん夢破れたのが無鹿――。大友宗麟が作った理想都市・無鹿を訪ねての歴史幻視を描く表題作他傑作遺稿四篇
人は死んだら、どこへ行くのだろう? 転生、奇蹟、神、宗教と科学……、生の根本にかかわる問いをめぐり、本木雅弘、青山圭秀、カール・ベッカーらと交わす“魂の対話”。(加藤宗哉)
吉行淳之介、村松剛ら、友人の死との際会。忍びよる病いの影。その中で明るさとユーモアを貫く著者の静かな闘い。心にしみる随想
時代の奔流にめまぐるしく揺れる人生の羅針盤。どの星を頼りに、信ずべき航路を見出したらよいのか……。宗教、暴力、マスコミの問題から折々の感懐まで、みずみずしく綴る随想集。
神の愛、愛の神を説いた〈その人〉の生誕から復活まで、フラ・アンジェリコやルオーなどの名画とともにたどる十五章。限りないやさしさで私たちを誘う奇跡の生涯を明快に説く画文集。
大名との政治ゲームを見事に勝ち抜いた信長。しかし本当の勝者は天皇ではなかったか? 母を恋慕するマザコン男の信長、〈水の人間〉信長など、新しい信長像を打ち出した注目の対論。
せちがらい世の中で、人間への信頼を結ぶ宝石のようなエピソード。時事的な問題にふれての、具体的な提言、助言、苦言。時の滴りを発酵させた随想録。あなたの時の深さを計って下さい。
さくらももこ、楠田枝里子、山田太一、立花隆、そして匿名のシブカジ・ギャル……、今をときめく快女・快男の面々と、ユーモアの火花散らして時代を語る、楽しく読めて、タメになる対談集。
名作『深い河』のバックボーンを、本木雅弘、青山圭秀、横尾忠則らと縦横無尽に語る対話集。「心の時代」の行方を探る絶好の書
木曾川べりに住む一介の野武士が、運を天にまかせて、やがて大名に。信長・秀吉の時代を苛烈に生き、花と散った前野将右衛門の生涯を、新史料を駆使して描く戦国ロマン。(篠田達明)
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