作品
戦国時代に起きた、島津義弘、織田信長、真田昌幸など想定外、七つのストーリーを歴史小説界気鋭の作家たちが描く傑作短編集。
父と弟を斬り、自らも悲劇の最期を遂げた源氏の棟梁、義朝。頼朝、義経の父は如何なる思いで、清盛を見ていたのか。文庫書き下ろし
源平時代、生き抜くために宋へ渡り、貴重な教典を持ち帰った重源は、徒手空挙の身で大仏再建の重責を担うのだが。歴史長篇小説
曾我兄弟の真の狙いは、頼朝だった! 800年の間、日本人に愛され続けた十郎五郎の仇討物語。その裏に隠されたせつなすぎる真実
壇ノ浦で平家を滅ぼし、鎌倉に幕府を開いた源氏だが、その命脈は三代にて絶えた。叔父や弟たちを殺した頼朝に下った運命なのか!
兄十郎22歳、弟五郎20歳。悲劇として語り継がれる曾我の仇討ちには、苦節17年もの壮絶な策略が隠されていた。書き下ろし長篇!
黒田官兵衛の陰謀に散った、九州の名門宇都宮家。キリシタン大名大友宗麟、父との壮絶な抗争……乱世の波間に沈んだ男たちの物語
壇ノ浦、平泉、鶴岡八幡宮の悲劇は、強者どもの夢と秘められた血の宿命に導かれた。義経や実朝の真実の姿、これぞ歴史の醍醐味!
名門尼子家の斜陽の日々を側近の城士の目から語る「尼子悲話」、西軍に包囲された伏見城内で四人の足軽が企てる城抜け「闇の松明」
名家に生まれながら侠客として名を馳せた吃安こと安五郎。島抜けしてまで故郷にこだわり続けた男の気概とは。気鋭が描く博徒小説
戦国末期、中国地方で絶大な勢力を誇った毛利一族に闘いを挑み、尼子家再興に生涯の全てを賭けた美丈夫、山中鹿之介を鮮烈に描く
臆病な本性を隠し、権謀術数の末、内管領にまでのぼりつめた平頼綱の数奇な運命……。「異形の寵児」など三篇。第五回中山義秀賞受賞
大友宗麟とその父との確執を描いた表題作のほか、黒田如水の陰謀に倒れた名家宇都宮家の悲劇「城井一族の殉節」など力作短篇集
「ふたたび出雲に尼子の旗を!」。戦国末期、絶大なる力を誇った毛利氏に闘いを挑み、伝説的な英雄となった山中鹿之介の悲運の生涯
権力に憑かれた男・平頼綱は権謀術数の末、幕府の中枢へと上り詰めるのだが――。鎌倉時代、権力に生きる男たちを描く傑作短篇集
西軍に囲まれ落城間近の伏見城。忠死して家名を挙げた鳥居元忠の恐るべき謀略とは。表題作他、オール讀物新人賞を含む傑作短篇集
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