作品
こよなく愛する古今のジャズの世界を題材にした、時に恐怖、時にたのしい十二の物語。著者の“原点”ともいえるSFファンタジー
明治十三年、北多摩の一村落で時代錯誤の仇討事件がおきる。忠孝の美談か一殺人事件か、時代にとりのこされる美風の運命を描く
保田に、あるいは村上春樹にとって満州とは何なのか? 「右翼」「戦争賛美者」との予断を排し、保田與重郎の存在を問う力作評論!
多忙な現代人から奪われる“眠り”。あなたの眠りは足りているか、ダ・ヴィンチはなぜ一時間半の睡眠で足りたのかなど眠りを様々に考察
「CREA」で好評連載。激動の近現代オーストリア史を生き抜いハプスブルグ家皇女の感動の生涯。大宅賞受賞作を華麗にコミック化
直木賞受賞の傑作短編集をコミック化。女絵師、手習い師匠など、仕事と恋の間で揺れる女性たちを江戸情緒豊かに描く。全四篇収録
パリの暗黒街でそれぞれの思いを胸に生きる五人の男たち。彼らが挑む一世一代の勝負を鮮やかに描く五編。「コミック94・95」掲載
ノアの方舟に倣ってありとある動物を集め、地にわが子を満たすべく出産に励む女。一読驚嘆、忘却不能。紫式部文学賞受賞傑作短篇集
ブロンド好みも金ピカずくめの贅沢も、黒人であるがゆえの差別、いじめへの反撥だった!洒脱な芸のかげの苦しみと喜びを綴る
権力と金と女を求めた父ジョゼフ、凶弾に倒れたJFKとボビーのスキャンダラスな人生……新事実で描くケネディ家五代に亘る興亡
中国残留戦争孤児を育てた父の慈愛を描き日本中を涙と感動でつつむドラマ、その構想から完成まで八年間の“取材秘話と執筆裏話”
異能の歌人が創作したテレビドラマは剽窃であった!? 草創期のテレビ界を舞台に、知られざる寺山修司の生きざまを描く人物ルポ!
才女の周辺には奇談が集まる。嘘のような実話を書かせたら天下一品の個性派女優が綴った、奇想天外、後でジンワリの好エッセイ集
六月の札幌を興奮の渦にする「YOSAKOIソーラン祭り」を一人の北大生が企画し実現するまでとそれに関わる群像ドラマを描く
日本文学の中心は天皇の恋歌にあり――常識のヴェールをからげると、そこには歴史と文化の真新しい風景が……独創的日本文化論
東海道新居宿、汐見本陣の娘お美也は夫が早世、息子とも別れ、実家に戻った。家門の柵に傷つきながら、幸福を模索する長篇時代小説
(上を参照)
悪党者を取り締まる八州廻りの桑山十兵衛は男やもめ。各地で事件を解決するなか判明した、娘の真の父、亡き妻の意外な密通相手とは
阪神大震災、地下鉄サリン、長官狙撃、麻原逮捕、大蔵省醜聞、総裁選、対小沢一郎戦争――捨身の政治家が書き下ろす「わが闘争」
「新聞で本当のことを読んだ憶えがあるか」なんて今風の辛辣なせりふが実は『シャイアン』。そんな“新発見”もお楽しみのひとつ
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