作品
八六年に大腸癌手術を受けた著者が、この九年間の自らの予後と、激変する医療の現場で遭遇したさまざまな問題を透徹した眼で綴る
われらがヒーロー義経は反ッ歯の小男、黄門サマの諸国漫遊なんて大ウソ!? おなじみの歴史的人物の意外な一面を暴く痛快エッセイ
天麩羅ソバの天麩羅は揚げたてではいけない――NHK「男の食彩」でおなじみの筆者がいざなう「食」と「モノ」の玄妙な世界
モンゴル大草原を、愛人を追って女が駆ける。遊牧勇者の鮮烈な愛と、草原の民の苛烈な生を描いて感動を呼ぶ!異色の傑作小説
亡命した北朝鮮首相の娘婿が綴る驚くべきテロ国家の内幕、金正日ら権力者の腐敗ぶり、そして日本を狙うミサイル、スパイ網の実態
風来坊だった祖父の足跡を追ってやって来たパリで青年が見たものは、様々な人々の生き方であり、祖父と父の秘められた過去だった
社会主義、民族主義といった近代の神話が崩壊した今、現代を担う新しい「物語」はどう再構築されうるのかを提言する最新評論集
いまや貴重な史料となった徳川夢声の話の分析に始まる“話術話芸の不徹底的研究”他、芸、俳句、人を現代の語り部が綴るエッセイ集
京都人がケチで恐妻家なのも九州人が男尊女卑なのもすべてはウイルスのせいだった!生物学の先端研究から論じた“日本人の起源”
フィリピン戦の軍司令官・山下奉文が山中に隠したとされる旧日本軍の財宝ははたして実在するものなのか。戦後も続く宝探しの実態
底無し不況と大量失業を招きかねない今、インフレ時代の発想では失敗する。これからの企業・個人に必要なのは新しい「逆転発想」だ
出世のためには手段を選ばぬ男、父親の殺人現場を見た男、映画スターをゆする男――三人の警官を通して描く〈暗黒のロス〉’50年代
(上を参照)
オウム真理教事件は、平和ボケした日本の思想界にも痛烈な衝撃を与えた。論客がさまざまな視点から分析した、オウム論の決定版
汗と涙ばかりがスポーツの象徴ではない。知的で爽快なスポーツ・ノンフィクションの書き手として活躍、夭逝した著者の傑作八十篇
襲いかかる謎の殺人ウイルス、次々に倒れる感染者、うろたえる医療団……現地ザイールに居合せた医師が描く「未知なる敵」との死闘
こんなに美しい砂漠の写真が、かつてあったであろうか。木村伊兵衛賞写真家が渾身で撮った、想像を絶する世界序文・伊集院静
自由市場から風のように消えた商社マンと、国外へ流出する核物質の謎。崩壊後のロシアを舞台に繰りひろげられる長篇サスペンス
昭和38年、東京。連続爆弾魔草加次郎を追う村野に女子高生殺しの嫌疑が。親友の恋人への思慕を胸に真犯人に迫るトップ屋の執念!
「人生の達人」たちの名セリフを加藤仁が精選。力強く、含蓄あふれる一言ばかりでない。素人の名言にはギョッとするほどの凄味がある。
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