作品
著者による大好評万葉集解読シリーズの第六弾。今回は白村江の倭国水軍全滅を予言する「怕ろしき物の歌」など十二首を新たに解読
「昭和最大のスパイ」といわれた伊藤律は実は二七年間も北京に監禁されていた!その間の体験を赤裸々に綴った驚くべき回想記
日々消費されるニュースという「物語」――それを歴史というふるいにかけ、じっと目をこらしていると、ある微かな輪郭が見えてくる
出版社への叱責の手紙、テレビ局への抗議の電話など、世間に溢れる無名の発言者たち。その姿を鋭くかつユーモラスに描く長篇小説
山師策士と呼ばれた謎の志士清河八郎の真実を描く「回天の門」に加え、討薩一筋に激しく生きた悲憤の人雲井龍雄を活写する「雲奔」
“頼みやすい男”の独身男性がハイミスの婚約者として、入院中の彼女の父親のお見舞いをする。報酬は五万円にシティホテル一泊つき
父や母、また人生の途上に現われ消えていった人びと。その人びとが織りなした様々なドラマは何だったのか。名文で綴る人生の検証
「愛される共産党」のヒーローは秘密警察の手先だった。彼が刑場や強制収容所に送りこんだ人々の運命は…。世界初公開の資料収録
かつては「タカ派警察官僚」と忌避されながら今や「政治改革の象徴」として輿望をになう気骨ある政治家の七十九年の歩みを追った評伝
妻や子供が語る作家の素顔。色川武大、島尾敏雄、柴田錬三郎、五味康祐、新田次郎、海音寺潮五郎、高見順、金子光晴、梅崎春生等
“金儲けは善だ!”と言いきったときから、八○年代は動き出した――マネー・カルチャーのヒーローたちの野望の果てを検証する
プラハ、ブラティスラヴァ、クラクフ……。旅先で「私」の前に現われる謎の人物たち。怪しく暗い街の路地に読者を誘いこむ連作短篇集
有名弁護士スターンは、内には妻の自殺の謎を抱え、外には義弟の会社の大陪審召喚の真相究明に闘志を燃やす。法廷サスペンス傑作
(上を参照)
キーワードは“みじめ”。合言葉は“ひがむ”“ねたむ”“そねむ”。貧乏旅行の道を究める奥の深ーい本なのだ。傑作エッセイ十九篇を収録
45歳の医師と28歳の水泳教師、53歳のTV局長と45歳のバイオリニスト。二組の男女の恋愛を四人の視点から描いた新聞連載の話題作
衝撃的な心の揺れ、そして暴力。“自己開発セミナー”の意外な側面を、人の心を操ることに情熱を注いだある男の生き方と共に描く
中国近世の怪談集が秘める「旧道徳への官能的革命の試み」を洒脱にしてユーモラスな現代風俗の中に奔放に再生した幻想短篇連作集
私はよく娼婦の顔をしていると言われる。養父に犯された多感な少女の怒りと悲しみ、そして性。精神の解放を求めての旅立ちを描く
日本サッカー界最大のスター・三浦知良が、その生いたち、ブラジル留学の辛酸、サッカーにかける熱い思いを初めて情熱的に語った!
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