作品
それは佐藤紅緑が新進女優を狂おしく愛したことに始まった。大正から昭和へ、因縁の炎が佐藤家を焼き尽くす……圧倒的迫力と感動
破天荒な佐藤家一族を描く大河小説『血脈』を振り返り、作品世界の紹介と関連エッセイや対談を収録。当時の貴重な写真も多数掲載
我々の祖先は、恥の文化を持っていたのだが。かつて庶民が共有したあのモノと情景を、一流のユーモアで綴る爆笑絶滅風俗事典
故あって勘定方を追われたしくじり御家人拝郷鏡三郎の許へ、日々持ち込まれる厄介事。今回は色事師も顔負けのふしだら女が現れる
上方の米相場で大儲け、大金を隠し持っていると噂されるご隠居。金目当ての連中は、あれこれ詮索するが、当の本人は柳に風で……
「季節風」シリーズ全4巻。春の物語12篇、夏の物語12篇、秋の物語12篇、冬の物語12篇を収録
徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して、怪僧と浪人たちが暗躍する。全集にも未収録の伝奇ロマン長篇が三十年ぶりに文庫で復活!
源氏の棟梁の子に生まれながら寺に預けられた少年時代。英雄に昇りつめ、遂に非業の死をとげた天才の数奇な生涯を描いた長篇小説
十六世紀末、薩摩軍に日本へ拉致された数十人の朝鮮の民。白薩摩という名品を生んだ人々の四百年の望郷の念を描く表題作他、二篇
戦国の動乱期。賢妻として名高い千代と夫婦手をとりあい、ついには土佐一国の大名になった山内一豊の痛快出世物語。新装版全4巻
秀吉の天下は傾き始めた。妻と二人三脚で乱世を駆け上った山内一豊がついに土佐二十四万石を手中に。戦国痛快物語、新装版完結篇
戦国時代に四国の覇者となった長曾我部元親。攻めるべき時に攻めて成功した深慮遠謀ぶりと、政治に生きた人生を描いた傑作長篇
小説を書くと決めた33歳の新聞記者・福田定一が綴る、花にまつわる10の妖しい物語。「司馬遼太郎」になる前の記念碑的短篇集!
原発事故のニュースを見ながら、自分の癌に放射線治療を受ける――表題作「光線」をはじめ、震災後の生き方を短篇の名手が問う八篇。
みなもとのよしつね――その名はつねに悲劇的な響きで語られる。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。上下巻合本版
戦国時代、夫婦手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊、妻・千代の、痛快なる物語。全四巻合本版
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