作品
テレビでは明るく振舞う売れっ子芸人の、悶々とした日常。好奇心で催眠療法を受けたり、初恋の人に会うも結末はなぜかうまくいかず
先祖は江戸時代、紀州から房総半島へ渡った漁師で、屋号はコンニャク屋。ルーツを探して右往左往、時空を超えた珍道中が始まる。
戦中の昭和を舞台に、時代の荒波に揉まれながらも凛として生きる女流俳人たちの姿を、色鮮やかに描き出す。魅惑の句会小説。
夫の遺産を狙う伊佐子のまわりには、欲望にとりつかれ蟻のようにうごめきまわる人々。男女入り乱れ愛欲が犯罪を生み出す異色の長篇!
マッド高梨の手腕で、見事に若さを手に入れた女王様は27歳のウリセンに恋をした…。新しい恋愛は新しい地獄への道しるべなのか!?
降って湧いた女王様の妊娠疑惑に仲間たちが開催した「妊娠対策会議」は大盛り上がり。女王様&オカマの子育て計画の行方は!?
男女の性差と同性愛と異性愛の境界がない世界は楽園なのか? ほか、「借金しても税金払え」とほざく区役所役人との新たな戦いが!
治療を一切受けず食べる欲求だけで病気に立向かう主人公の壮絶な生き方―自ら末期癌と闘いつつ最期まで創作を続けた著者の作品集。
日常生活の一場面を綴ったエッセイから一転、現実と空想が交錯する物語が展開される六つの連作短編集。あさのあつこの意欲作!
“あの事故”で国土を失い、世界各地の難民キャンプで暮らす日本人。確かな情報も希望もなき異邦の地で「日本人として」生きる人々。
黒船が来航し時代が変わろうとしている折、喜平次はある目的のために身分を隠し船渡しとなっていた。己の為すべきことはこれなのか?
人には言えない歪みを抱きながら戦前~戦後の日本をひとり生きた女性を描く表題作のほか、名手・皆川博子の傑作短篇七篇を収録。
『大いなる助走』から四半世紀、巨匠・筒井康隆が再び文壇の内幕を描く! 前衛的文芸誌「ベラス・レトラス」に集う作家たちの命運。
私の彼は元彼女と同棲中……話題を呼んだ表題作と、女子同士の複雑な友情を描く「亜美ちゃんは美人」を収録。大江健三郎賞受賞作。
下町の小さなハンバーグ店に集うおかしくも愛しき人たち。つらいことがあっても、生きているって素晴らしい! と実感できる感動作。
少年に妻子を殺された男。夫の家庭内暴力に苦しむ女。ひょんなことから同じ職場で働くことになった二人は、共に立ち直りを目指す
モトクロスに青春を賭ける青年・貞二の挫折と恋、多感な時期の葛藤を描いた、オール讀物新人賞受賞作を含む青春小説6篇を収録
まだ貧しく垢抜けなかった昭和三十年代に子供時代を送った女性達の遠い記憶の断片と、いま直面する現実とが織りなす、五つの物語
大正に生まれ、戦火を逃げのび、戦後の自由な時代の波に乗り……平凡だが幸せな姫野版「女の一生」。直木賞候補にもなった傑作長篇
引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。ひと夏の出会いと別れを「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作
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