作品
神田周辺で女の行方知れずが続出、神かくしは恋の辻褄あわせか。表題作ほか「みずすまし」「六阿弥陀道しるべ」など粒揃いの七篇
花火見物の夜、麻太郎と源太郎は、腹をすかせた幼い姉弟に出会う。二人は母親の情人から虐待を受けていた。表題作他、全七篇収録
節分の日に、日本橋の信濃屋の主人が殺された。逃げた男は、鬼の面をつけていたという……表題作ほか「春の寺」など全七篇収録
江戸市中で押込みが続発。そんな中、三味線流しのおきんから、結び文が「かわせみ」に届けられる。表題作ほか、全八篇を収録
るいと東吾の忍ぶ恋から始まった物語もついに三十巻。開国直前の江戸を舞台に、成長した新世代の活躍もめざましい、全七篇を収録
二十六日の月の出を待ち、一句ひねろうと同好の士と目白不動に出かけた俳諧師が川に浮かぶ……。表題作のほか、全八篇を収録
浅草寺で娘が晴れ着を切られ、数日後、一緒に閻魔まいりに行った堀留小町が殺される。表題作ほか、人気作品「源三郎祝言」など全8篇
単行本11巻から20巻の中より選出した名作に美しい挿画をそえた傑作選の第二弾。捕物、人情、江戸の光景に贅沢に心遊ばせる1冊
商用で江戸へ来た男が次々と姿を消す。どうも“安囲い”の女が関係しているらしい。表題作ほか「藍染川」「美人の女中」など全8篇
兄の使いで、根岸の白萩屋敷に出かけた東吾は、美しい女主人の顔に残る火傷の痕に一驚する。人気投票で一位の表題作ほか、全八篇
小川のほとりで酸漿を鳴らす娘は別れた母を探していた……。表題作ほか、「玉菊燈籠の女」「能役者、清太夫」など全六篇を収録
消息を絶った荷船。その船頭の息子と知り合った東吾らが心配する中、父親の船頭は無事生還したのだが——。表題作ほか全七篇収録
本所で“狐の嫁入り”騒ぎが。東吾と源三郎が真相究明に乗り出し、るいも一役買うことになったが……。表題作ほか全六篇を収録
シリーズ第五集は、「源三郎の恋」や「秋色佃島」「三つ橋渡った」など人気作品を含む全七篇を収録。新装版で読みやすくなりました
品川の廻船問屋への押し込みは、乳母の娘の証言で捕らえられたが、賊が島抜けをし、娘は「かわせみ」に預けられる。表題作ほか全八篇
江戸で次々と起こる誘拐事件。一方、愛らしい女剣士が「かわせみ」に現れる。表題作ほか、「秋の七福神」「湯の宿」など全九篇収録
富岡八幡宮恒例の牡丹市で持ち上がった時ならぬ騒動。一位の花は果たしてすり替えられたのか? 表題作ほか「梅屋の兄弟」など全八篇
お吉が目をかける働き者、お石の女心を綴り、縁談からめでたく結ばれるまでを描く「お石の縁談」「十三歳の仲人」など八篇を収録
東吾とるいの活躍で大評判の「御宿かわせみ」シリーズ。著者が第一巻から改訂しなおして決定版に。あわせて本文活字も9ポになった
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