作品
京の老舗袋物問屋の隠居と知り合った空也は大和柳生へと同道する。新たな修行の場を得たと感じるが……。そして、最後の勝負が迫る!
小間物屋『紅花堂』が何者かの付け火にあったらしい。報せを聞いた秋山久蔵は付け火を発見し、食い止めた謎の男の存在を知るが……。
同日に起こった三つの難事件。若い男女の駆け落ち、問屋の強盗事件、付け火と焼死体。別々の事件はやがて複雑な繋がりをみせて……。
半身不随になった許婚との結婚を反対され、他家に嫁いだ女を、男は想い続ける――激動の時代に輝くように生きた女と男を描く短篇集。
江戸の総務部総務課――藩邸差配役には日々、大小さまざまな厄介事が持ち込まれる。
応仁の乱から室町幕府の終焉まで、裏切りと戦乱の坩堝と化した京に魅入られ、争いに明け暮れた男たちの生き様を描く連作集。
ベストセラー作家にして、文藝春秋の創業者・菊池寛。59年の波乱万丈の人生を全力で面白がることで生き切った男の感動の物語。
最低亭主から逃げた女房は江戸の離縁請負人のもとで働くことに。一筋縄ではいかない依頼を解決しながら、自らの離縁を目指すが――⁉
平安時代にとどまらず室町・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まったアンソロジー。
手習い師匠の萩乃。家主から気の進まない縁談が持ち込まれて……(「恋風」より)。江戸で働く6人の女性を主人公にした連作短編集。
本屋の私が行商に出向いたのは、孫ほどの娘を後添えに迎えた名主宅。披露した画譜が無くなり、彼女が盗んだとしか思えないのだが…。
「めずらしいほど無垢な人」と部下に慕われた劉備に、どこまでもついていった男たちの純情と覚悟! いまも愛される英雄たちの挽歌。
昼は腕の良い職人、裏の顔は「地獄への案内人」。女の敵は許さない、時代小説界のニューヒロイン・仕立屋お竜の剣技が冴える第三弾。
友人と出かけた帰り、ほろ酔いの清兵衛は何者かに殴られ、見知らぬ男の家で目を覚ます。翌日、倒れていた近くで遺体が見つかり……。
奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句、心中を図った男女。女を助けた喜八郎は貸元と直談判に及ぶが…。喜八郎と秀弥の恋にも急展開が!
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