初午の真夜中、水垢離に臨もうとしていた喜八郎たちのすぐそばで、男女が川に飛び込んだ。たまさか女を助けた喜八郎は、ふたりが奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句に心中を図ったと知る。賭場で恋仲はご法度だが、なんとか女を救おうと、喜八郎は賭場の貸元と直談判に及ぶが……。
そして喜八郎と秀弥の恋の行方にも新たな展開が!
起請文
冷夏のいもがゆ
正月の甲羅干し
初午参り
さくら湯桜餅
梅雨のあおやぎ
固結び
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