電子書籍

妖異幻怪

陰陽師・安倍晴明トリビュート

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2023年03月08日
ジャンル歴史・時代小説

天才陰陽師・安倍晴明の世界へようこそ

稀代の陰陽師・安倍晴明が様々な怪異に挑む「陰陽師」シリーズ。著者による傑作短編に加え、新進気鋭の作家4人が新たな「陰陽師」の物語を紡いでいく。右耳に妖が棲む女房、墓を荒らす奇妙な童、さらには時代を超えて室町の法師陰陽師や、戦乱の世を憂うキリシタン陰陽師も登場。怖くて美しい「陰陽師」の世界が凝縮した一冊。(解説・細谷正充)

収録作品
・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」)
・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」)
・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」)
・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」)
・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」)
・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「哪吒」だった(夢枕獏「哪吒太子」)

陰陽師特設サイト

著者

蝉谷 めぐ実

上田 早夕里

兵庫県出身。二〇〇三年『火星ダーク・バラード』で第四回小松左京賞を受賞し、デビュー。二〇一一年『華竜の宮』で第三十二回日本SF大賞を受賞。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『破滅の王』『リラと戦禍の風』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚あきつ鬼の記』など著書多数。二〇二三年『上海灯蛾』で第十二回日本歴史時代作家協会賞・作品賞を受賞。

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