作品
夫に先立たれた女の胸に去来するのはむかし言い交した男の顔。表題作など晩年に発表した時代小説五篇と幻の直木賞受賞第一作を収録。
南町奉行所同心、「猫まんじゅう」とのあだ名をもつ文吾は幼馴染の静馬に再会する。静馬には何か秘密があるようで……。
殺人を犯した男・本田と、本田を助ける謎の女。事件の背後には熾烈な企業間戦争が……。終着駅を舞台に、十津川警部の推理が冴える。
シドニー、麻布、銀座、奈良、京都、伊豆山と舞台を移して華やかに、時におそろしく展開される、有名建築家夫婦をめぐる人間模様。
詐術とは無縁に生き抜いた小国・宋の名宰相・華元。大国・晋と楚の和睦を実現させた男の奇蹟の生涯をさわやかに描く中国古代王朝譚。
この世からレバ刺しが消える直前、さだおは走った――ナルトの性格・柿の種誕生秘話・納豆ジャニーズ論など、抱腹絶倒エッセイ。
型破りな錦之介の時代劇から、警察もヤクザも巻き込んだ「仁義なき戦い」撮影まで。東映の伝説秘話を徹底取材したノンフィクション。
社会情勢も国際情勢も変化の激しい時代を乗り切るのに有効なのは、「歴史的思考法」を身に着けることだ。生きた歴史が学べる一冊。
胸がドキッとする。目が離せない。日夜オンナは様々な場面で「キュン」とときめきます。選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。
“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”でおなじみ、「週刊文春」人気連載が文庫化。阿川佐和子とのスペシャル対談も収録!
次回作が書けずに悩む駆け出しの作家三崎小夜。周囲のちょっと壊れた人たちに翻弄されながら、戦う快楽に目覚めるまでの成長物語
衆議院議員で、医師でもある著者が、安心でも安価でもない原発から再生可能エネルギーへの転換を提言。
連続殺人鬼を追え! ハーフの日本人と日系アメリカ人が一回きりのバディを組む。東京五輪直前の横浜を舞台に描く社会派ミステリー。
テレビでおなじみ金田一先生が研究室を飛び出した。桂文枝、三谷幸喜、糸井重里らと、日々変化する日本語の魅力と難しさを語った。
野坂昭如さんとの往復書簡。熱くて激しいメッセージ、涙なしには読めません。阿川佐和子、吉永小百合、瀬戸内寂聴ほか37人と。
地政学――「地理」と「政治」の視点から池上さんがニュース解説。ISもアメリカ大統領選も難民問題も中国も、すっきり見えてくる!
西に友のお祝いあれば万難排して駆けつけ、東に人の集まらぬイベントあればチケットを売りさばく、そういうマリコに人はむらがる!
偏屈で癇癪持ちの父。その怒り爆発の瞬間、日記に残した子どもへの情愛、臨終の一部始終を、次男坊の記憶でスケッチした名随筆。
とろとろのチーズトーストにじっくり煮込んだシチュー…世界の歌の友人との交流と、彼らから学んだ料理に関する食いしん坊エッセイ。
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