第14回「本屋が選ぶ時代小説大賞」は、令和5年10月1日~令和6年8月31日に発表された単行本の中から、文芸評論家の大矢博子、末國善己、細谷正充の3氏の推薦をもとに、下記5作品を候補作として決定しました。選考会は9月18日、文藝春秋にて行われます。
『佐渡絢爛』赤神諒 徳間書店
『海を破る者』今村翔吾 文藝春秋
『惣十郎浮世始末』木内昇 中央公論新社
『万両役者の扇』蝉谷めぐ実 新潮社
『茨鬼 悪名奉行茨木理兵衛』吉森大祐 中央公論新社
・本年度の選考委員は、北川恭子(旭屋書店アトレヴィ大塚店)、栗澤順一(さわや書店外商部兼商品管理部)、久田かおり(精文館書店中島新町店)、の3氏です。
選考の詳細は「オール讀物」11・12月号(10月22日発売)に掲載されます。
【過去の受賞作】
第1回 伊東潤『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)
第2回 澤田瞳子『満つる月の如し――仏師・定朝』(徳間書店)
第3回 朝井まかて『恋歌』(講談社)
浅田次郎『一路』(中央公論新社)
第4回 岩井三四二『異国合戦――蒙古襲来異聞』(講談社)
第5回 中路啓太『もののふ莫迦』(中央公論新社)
第6回 垣根涼介『室町無頼』(新潮社)
第7回 佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
第8回 奥山景布子『葵の残葉』(文藝春秋)
第9回 川越宗一『熱源』(文藝春秋)
第10回 永井紗耶子『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』(新潮社)
第11回 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)
第12回 木下昌輝『孤剣の涯て』(文藝春秋)
第13回 村木嵐『まいまいつぶろ』(幻冬舎)
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