作品
中国最古の年代記『春秋』を孔子が編み、呉越が戦った時代。管仲や子産、孫子など二十人の名臣を軸に、各国の興亡のドラマを描く
袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその覇道を阻む。一方、孫権も力をつけ、曹操と孫権は「赤壁の戦い」へ
曹操はついに立って天子を奉じることにし、洛陽に帰る。呂布、公孫【さん】、袁術らが舞台から姿を消し、袁紹との官渡の戦いが始まる
曹操は黄巾軍を下し、エン州の統治を進める。一方、董卓は寵臣・呂布に殺され、都内は歓声に溢れた。袁術、陶謙……曹操の戦いは続く
理想の宰相として名高い管仲の波乱の生涯と、彼を支えた人物群像。はじめて描かれる壮大にして清廉な人間模様が感動を呼ぶ歴史長篇
無数の国があった東周時代初頭。周の平王の東遷によって始まり、諸侯の力が強かった春秋時代に活躍した管仲、子産、晏子ら二十人
七大国を中心に始まる戦国時代は魏の全盛から秦の天下統一まで続く。動乱の時代を生きた楽毅、屈原、呂不韋ら十六人の策士、名将たち
中国、春秋時代の晋。没落寸前の家に生まれながらも武術と知力でのぼりつめ、名宰相となった天才的な兵法家の生涯を描く歴史長篇
皇帝は自らの悪政に気づかない。官位を金銭で売り、民を死においやった。曹操の父も汚濁にまみれ栄達し、やがて息子は父から去る
幼い帝を毒殺し政敵を死においやる暗澹たる人物・大将軍梁冀。後漢が生んだ夢魔のような人間を多彩な筆でえがき尽した巻である
宮城谷文学の集大成、ライフワークとなる超大作がいよいよ刊行開始。徳を失い腐敗した後漢王朝の悲劇から、壮大な叙事詩が始まる
歴史への驚きと清冽な感動をしるす随想、エッセイをくまなく収める最終巻。創作余話であると同時に、先人の英知をつたえる一冊
清士・介子推との一閃の交わりにはじまる鮮烈な冒頭。重耳ら五君につかえた宰相士会、春秋時代にあり異彩をはなつ合理の人の生涯
民は疲弊し国は誇りをうしなう。中原の小国鄭の宰相・子産は信義泣き春秋の世の生きかたを問いつづける。真の徳と勇気を描く大作
呂不韋が企図した政体は挫折、荘襄王逝き、始皇帝の治世となる。執政を退いた呂不韋は天地万物の事典「呂氏春秋」の編纂に没頭する
一介の商人から身をたてた男は、民が王を支える、かつてない理想政治をめざす。多く語られなかった謎の人物を鮮烈にえがく大作!
門地もたよるべき親戚もいない貧素な青年は遊説者となる。白い雲が浮かんでいた…。寡欲で清しい名宰相・范雎の生涯をえがく会心作!
中山国は滅び勝者武霊王もいまはいない。楽毅は父祖の墓前で虚無にしずむ。やがて燕の昭王にまねかれ大望を託されることになる
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