作品
大阪万博、ロッキード事件など、戦後を彩る事件をそれぞれの渦中の人物の視点で描く、芥川賞作家の最新長篇にして、文体の真骨頂。
キリシタン大名・大友宗麟の臼杵城から長崎の原爆資料館、『苦海浄土』の水俣まで、西国を巡り歩き土地・人・文学を紐解く歴史紀行。
珍獣ハンターとなり100カ国以上でロケする日々の中で、旅先で出会った人、芸能界の友人や家族について率直に書いたエッセイ集。
田中角栄は本当に有罪だったのか? 戦後から現在につづく日米関係の深層と特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。
第一次大戦が始まり、アンの息子3人は兵隊として欧州の戦場へ。アンの娘リラの視点で描く戦争と銃後の暮らし、リラの成長と甘い恋。
「才女」の形容を遥かに超えたベストセラー作家有吉と、夫・恋人・息子への愛の苦悩を歌と小説に昇華させた岡本の遺した散文、書簡。
正岡子規の直弟子ながら、高浜虚子の系統に抹殺された伝説の俳人・河東碧梧桐―その生涯を通じ短詩形と書字の深淵に迫る著者集大成。
ベトナム人殺害の容疑者のロシア人を追う倉島だが、なぜか中国担当の公安捜査官にも動きが─。試される公安エースとしての資質。
銀座で発生した放火殺人の被害者は、かつての父の愛人だった。政治家の父を追い詰める刑事の執念の捜査。破滅するのは父か、自分か?
山田監督が原作を大幅改稿し創り出した映画「キネマの神様」。その作品に感銘を受けた原田マハが、映画を元に再び紡いだ新しい物語。
ひたひたと忍び寄る恐ろしさ、ぬるりと変容する日常から目を背けてはならない。 取り扱い注意! 直木賞候補となった最恐ミステリ。
不審な自殺が相次ぐビルに、有名な都市伝説に似た連続失踪事件。翠と一華の心霊調査はさらにパワーアップし、二人の関係にも変化が?
朝比奈凜之助はある事件で兄を亡くしていた。背後には材木納入を巡る不正の影が……。新米同心の成長を描くシリーズ第三弾。
近松に描かれスターとなった遊女・梅川に憧れ、端女郎・小梅は心中未遂を試みるが。時に滑稽に時に切なく、江戸に生きた男女を描く。
イスラエルで発掘された〈キリストの乳歯〉のDNAは、ホモサピエンスとは異なる人類のものだった!? イエス・キリストの正体は?
婚活連続殺人事件の容疑者と真相を追うフリーライター、公判の傍聴に通う女性達。事件の全貌が見えたとき、新たな主役が――。
稀代の女性政治家か、我々が生んだ虚像か。「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代。キャスターから権力の道へ。数奇な半生がここに。
芸能界を突然引退し、子育てに専念した伝説のミューズ。25年ぶりの復活と70年の半生をラジオ名プロデューサーが秘話で綴る評伝。
淡々と記された人々の動きに宿る「人間くささ」。優しい眼差しで美しき“昭和”を描き出す。
ディーヴァーが描く新たな主人公は流浪の名探偵コルター・ショウ! シリコンヴァレーで連続誘拐事件が発生。死のゲームを操るのは⁉
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