作品
明治初期、銀行、繊維、鉄道、ビール会社など次々と創業し、関西一の財界人となった松本重太郎の波瀾に富んだ生涯を描いた傑作小説
初めて女の体を教えてくれた女忍び・於蝶に再会した甲賀忍者・半四郎。信長を狙う二人は別れ別れになりながらも、死闘を展開する
オゾンの匂いで甦った花奈子の面影とあの村の記憶。両親が焼け死んだ、生き神信仰の村で男が見たものは? 珠玉のホラー全十二篇
築地魚河岸見学ツアー、鹿児島さつま揚げツアー、信州松茸三昧ツアーなど食い倒れのショージ君。南伸坊氏との巨顔学対談も収録
雲南の玉砕した守備隊から奇跡の生還をした初老の元兵士ふたり。悲惨な戦いの日々と戦後の平穏。生と死のかたちを静かに見つめる
無類の刀好きで権力にあかせて膨大な数の名刀を収集した秀吉。中に「にっかり」という妖しい名と由来を持つ一腰があった……
司馬遼太郎が晩年十年の全精力を傾注した『この国のかたち』。原稿に添えられた未発表の書簡を含む豊富な資料でその全貌を検証する
敗戦以来の昏迷の時代に、私たちは神々の消えた国で何をなすべきか。都市、子供たち、労働、小説への真摯な思い。著者唯一の雑文集
僕の周りには濃い人が多すぎる! ガメラで濡れる人妻、東大ミニ四駆改造王から幼稚園児まで、おのれの道をゆく者を讃える名コラム
息子の病気よりスパ旅行を優先させる母……NY上流階級の子育てのエグさを子守りの目から余す所なく描いた全米No1風刺コメディー
徳川幕府の転覆と明帝国の再興を策して、怪僧と浪人たちが暗躍する。全集にも未収録の伝奇ロマン長篇が三十年ぶりに文庫で復活!
仕事ば美しくせんといかんばい。博多の幸三は芸術的な殺し屋。いつでも、どこでも、誰でも耳這刀ひとつで……。アウトロー小説の絶品
虚栄心、快楽、嫉妬、恐怖そして死――日常に潜む狂気のボーダーラインを踏み越えた者たちの悪夢の物語。著者会心の短篇小説集
舞台は昭和初期、上流家庭の花村家に女性運転手がやってくる。令嬢の英子は彼女に興味を持ち、ひそかに<ベッキーさん>と呼ぶが
銀座の画廊で見たタペストリーにほれこんだ古物商の陶子は現金で全作品を買う約束をする。しかし作者は死に、作品は消えていた…
贅沢なお酒から一品百円の居酒屋、コーヒー焼酎に象鼻杯……。三歳で味を覚え、ついにお店を手伝うに至った著者の爽快痛飲エッセイ
どんなにできると思っている子でも、どこかに必ずつまずきがあります。どこがわからないかわからない子にも必ず方法があります
グッチのローファー、健康サンダル、スニーカー……はく靴でその男のタイプを面白おかしく占う。つきあった時の利点欠点もわかる
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