作品
嵐の孤島。殺人パーティ。密室の不可能犯罪。すべてを仕組むは残虐な連続殺人鬼。血みどろの新本格ミステリと呼ぶべき驚愕の一作
戦争が終り、親は無く、己の信じたもの全てが崩れ去った時、少年に残されたものは暴力だけだった。怒りと呪詛に満ちた異形の青春記
おぬいが女の子を生んだ。信太郎は勘当の身でありながら、父親になったのだ――。「おすず」「水雷屯」に続く好評シリーズ第三弾
花火見物に出かけた麻太郎と源太郎の名コンビは、腹をすかせた幼い姉弟に出会う。二人は虐待を受けていた……。表題作他六篇収録
妾稼業の美しい姉の家には、岡山ではまれな遊び人たちが集まって来る。でも或る日、姉は殺された。それも全身を黒焦げに焼かれて
泉鏡花、江戸川乱歩、山田風太郎、村上龍……「物語のカラクリ」に通じた者だけが見た小説の新しい地平。気鋭による異色の近代文学史
今、仏像が熱い! 有名無名を問わず、京都、奈良、鎌倉……で出会った仏像の見方と魅力を、マンガとエッセイで綴る絶好の入門書
日本が強いと私たちは幸せか? ちょっと待て、ナショナリストの罠に騙されるな。古今東西大国の興亡に学ぶ私たちの幸福論
初勝利、決勝トーナメント進出を果たした日本、韓国の分析を軸に、アジアで初めて開かれた大会の焦点を、世界標準の視点で描き切る
ユース時代から英アーセナルへの移籍、初のW杯出場まで、着実にステップアップしてきた稲本が初めて語った本音のサッカー人生観
9・11テロ後、アメリカに報復する資格はないと喝破したチョムスキーがグローバリズムの思想と行動を完膚なきまで批判した論文集
甘い記憶、切ない恋愛、生と性など、室井佑月が描くショートストーリーと新進写真家の心揺さぶるモノクロ作品が織り成す愛の世界
恋愛、格闘、殺人事件と全てのエンターテイメントの要素をもつ菊池寛の代表作のひとつ.大正14年朝日新聞に連載された幻の名著
単行本未収録の傑作「儀式」「砂漠の十字架」を含むスポーツ作品の精髄12篇を一冊に。作品毎に自筆の解説付き。巻末で書下しを連載
この不況で世界を見据えて活躍する、三社、ソニー、ホンダ、富士フイルムのトップに経営のあり方をきく。不況に喘ぐ我々の必読書
関ヶ原決戦前夜、近江鉄砲鍛冶の帰趨を巡って起こった伊賀甲賀の死闘。忍法「蠅達磨」「枯葉だたみ」「穴よろけ」の怪。「忍法天草灘」「忍法甲州路」「忍法小塚ッ原」を併録。
日本人初のF1ドライバー中嶋悟の加入で、空前の強さを誇るホンダ・エンジン勢と、迎え撃つドライバーたちの織りなす熱き“レーシング・スピリット”を描く。
作家として自信を失くした夫と、医師としての方向を見失った妻は、山間の美しい村でふしぎな老婆に出会う。人生を問い直す傑作
この子たちに勝つことの喜びを味わわせてやりたい。定時制高校にボクシング部をつくった教師と子供たちの交流を描き、大宅賞受賞
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