作品
古代の「蝦夷」から平成一番人気の「大輝」まで、まことにわが国びとの名前は複雑で多種多様だ。その変遷を文化史の角度から考える
二〇〇一年、日本は本格的なメディア政治の時代に突入した。その象徴、小泉総理が「メディア宰相」であるが故に抱えるジレンマとは
安全性が高く比較的に金利も高い国債。種類、価格、利回り、手数料、税金などの基礎知識から歴史まで、やさしく説いた徹底ガイド
たばことの出会いは人類に何をもたらしたのか。マナーの悪さは紙巻きたばこのせいか。ちょっと一服、この嗜好品を考察してみると
国旗・国歌、自衛隊、首都移転、公的年金、死刑制度、夫婦別姓、対中外交、日本的経営、安楽死、がん告知……どれもまだ大論争中
秋野不矩、川上澄生、熊谷守一、土門拳、岡本太郎、イサム・ノグチ……日本のあちこちにある芸術家たちの夢の場を訪ね歩いてみた
奈良の都で犯罪調査にあたる調首子麻呂が、部下の魚足と共に難事件や陰謀を次々と解決してゆく。歴史ロマン・エンタテインメント
修道院でジョゼフィーヌは大変身をとげた。何があったのか? その謎を追う奈子は、自らの肉体を大きく“変態”させてゆくが――
人工子宮全盛の時代に、自然分娩を望む妊婦たちだけが住む特別区で起きる奇妙な事件。名作古典をパロディにした本格ミステリ連作
ほろ苦く澄明。年輪がもたらす稀有な文章。風化にまかされる戦争の記憶を半生つむぎ、老いて亡妻、友をおもいこの一冊が遺された
一九一四年。第一次大戦へ至る暗雲に閉ざされた世界を、密命を帯びて駆ける青年帝国軍人。凄惨な戦乱の実像と悲劇が彼を苦しめる
裸婦写生会、占い器械の実験、創作料理……。酔狂に情熱燃やす福地桜痴ら。若き画学生秀平も会に加わったばかりに……。青春痛快活劇
リクルート事件のバッシングにもめげず、ダイエーの買収にも独立を失わず、時代の企業となったのはなぜか。元幹部の渾身の手記
これで子どもの日本語力はアップする! 『理想の国語教科書』を親子で楽しく学ぶ、誰でも実践可能な齋藤式トレーニング法を公開
大食い選手権は敗色濃厚、「¥マネーの虎」ゴールデンタイム進出…。急逝した鬼才がブラウン管の中に見届けたものは? 最後の批評集
少年の日、西の町で暮らす母と僕のアパートに、「てこじい」がふらりと現れた。祖父の生涯と死、母の迷いと哀しみを瑞々しく描く
「分かりません」と答える社員が伸び、煮魚定食を上手に食べる学生が採用されるのはなぜ? ユニークな発想を生み出すヒント満載
法廷ものの変遷、スポーツ尽くし、SF超大作からB級西部劇まで、思い出すまま語り明かした十二夜。読めば必ず映画館へ行きたくなる
落語に登場する庶民の味。そこに広がる奥深い世界。毎日食べても飽きない物が好きという著者がその旨味をおいしく歳時記風に綴る
「ほがらか」に憧れながら、口をついて出てくる言葉は「クダラン」。怒りたくないのに、情けないことが多すぎる!!’96年時評コラム集
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