作品
明治七年、台湾撤兵により全国的に士族の反乱気分が満ちる。政府は鹿児島私学校を警戒するが、まず熊本に、神風連ノ乱が起こった
昭和二十年、根津の団扇屋主人による日記。そこには戦下の市民の真実と、戦後の占領軍による日本語ローマ字化計画が綴られていた
宝船祭で幼児がさらわれた。時を同じくして名主の嫁が失踪。事件の背景には二十年前の同様の子さらいが……。表題作ほか全八篇
アイスモナカをパキ、甘納豆をホポッ、音が楽しい。チャーシューメンを頼むとヒト、が楽しい。スイカの丸剥き、が楽しい丸かじり
大志を抱いて富山から上京したムロイを待っていたのは……過酷なバイト稼業の毎日だった。東京で新生活を始める若者たち必読の書
ぶぶ漬け伝説、京ことば、川床と夏座敷、祇園祭、駅ビル、五山送り火、紅葉、町家など、東京育ち京都在住の著者が綴ったエッセイ
政治家からエンタテインメントまで、黒澤明からフランク・シナトラまで、ゆるぎない視点から語られる時代と社会——読みごたえあり!
モルモン教の街で次々起こる殺人事件。犯人は教会に恨みをもつ者らしい。やがて、百年前の忌まわしい教会の過去が暴かれる……
老作家の許で密かな妄想を紡ぐ秘書、年下の青年の「手」に惹かれる中年女性……。エロスには様々な形がある。妖しく艶めかしい六篇
「腕を一本、芋の根元に埋めてくれ」伯父から託された奇妙な遺言。謎の答えは遠い異国にあった。現代人の抱える闇が見せる幻想世界
胸にシコリを感じて不安に思う方、乳がんと告げられて担当医が勧める治療に迷っている方へ。乳がんの原因、動向、診断を論じる
SIDS(乳児突然死症候群)の学説を隠れ蓑にした母親による嬰児殺人を二十年ぶりに暴く、MWA賞受賞の傑作ノンフィクション
物書きとして、父親として様々な偽善と闘い続け、反発、恫喝、圧力、そして喝采を巻き起こした「エコノミスト」の名物コラムが蘇る
失恋、若ハゲ、いじめ、痔……ぬるくたって「辛がらせて!」。鬼才・松尾スズキが、切なくて哀しくおもしろい平成地獄めぐりへご案内!
熱血漢・星野仙一がその野球哲学を明かす。緻密な戦略の下、チーム戦略はどうあるべきか? 21世紀の野球のスタイルがここにある
玄米菜食でダイエットに成功した著者が次に挑んだのは、生活のダイエット。衣食住すべてをいかにすっきりさせるか、ノウハウ満載
二十三年前、出会った頃はこんな残酷な運命を予想してはなかった――女の人生の不合理さと母の愛が胸を打つ、会心のサスペンス
「中高年ゴルファーには独自のレッスン書がなければいけない」―文壇屈指のゴルフ愛好家渡辺淳一氏が自説の証明に挑んだレッスン書
ワールドカップいよいよ開幕! 中田英寿、小野伸二、川口能活…。乙武君がさわやかかつ真摯に聞き出した代表候補たちの夢と試練
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