作品
ホタル、トンボ、カマキリ、蝶、蜂、アリ……里山にすむ虫たちの驚嘆すべき生きる知恵。本書は半世紀を超える生態調査の集大成である
数多い共通語、同じ文法、似た言いまわし——が物語る古代からの密接な関係。それらの言葉の来歴を肩のこらない文章で説き明す
同じ漢字を使うためよく「相互誤解」に陥る中国語と日本語。硬軟とりまぜ両語にまつわる素朴にして執拗な疑問解明に挑む。豆辞典付
外交とは、外交官とは何か? 一歩判断を誤れば、たちまち国の存立を脅かすことになる“水面下の職業”にたずさわる人たちの素顔
「維新のヒーロー」ともて囃される晋作も、一人の苦悩する青年であった——。豊富な資料を駆使しつつ、晋作の内面に迫る本格評伝
目標管理制度、社内公募制度、早期退職制度など、企業も日本的経営も大きく変わってゆく中で一体あなたはどうすればよいのか
永井君が大好きだった徹は、姉の朋子の導きで禁断の性の世界へと踏み込む。もうひとつの性の目覚めをヴィヴィッドに描く青春小説
拘置所の厚い壁の中で、死刑にも些の恐怖も感じぬ殺人鬼に復讐は可能なのか!? 取材に裏打ちされた迫真の描写で描くサスペンス傑作
「デビューの仕方」から始まり「名前のつけ方」「初め方と終り方」「一人称と三人称の使い方」など、作家にしか語れない実践的小説論
NHKの朝の連ドラ「さくら」の主人公が住む町・古川。<みごとなほど気品と古格がある>と司馬遼太郎が絶賛した人々の暮しをつづる
読売サッカークラブのチーム・ディレクターを長く務めた男の目を通して、“強力な戦闘集団”が出来るまでを描くノンフィクション
南仏の美しい風景に囲まれて、少年のように無邪気に、好奇心たっぷりで動きまわる東儀秀樹の意外な素顔をとらえたフォトエッセイ
電子メールなど使えなくても一枚の手書きのハガキで顧客の心を掴む不況知らずの営業マンなど、世紀末の暗雲を払う感動の実話満載
中国革命の父・孫文の第一後継者にして、蒋介石、毛沢東の先駆者・汪兆銘。信念ゆえに売国奴とされた文人政治家を描く傑作長篇
罪なき男女を追って、暗い妄執にとり憑かれた少年が夜を駆ける。暗黒小説の鬼才の伝説的初期傑作。ディーン・R・クーンツ大絶賛
もう若くないと人間ドック、究極のババシャツのために奔走、友人の出産話に驚愕、虫との格闘など気ままなひとり暮らしの喜怒哀楽
世間の「変」は怒濤の如く、今日も二人の心の堤防を突き崩す。だから、吠えろ! 俺たち。「クレア」人気連載対談、完結編の文庫化
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。