作品
“大食い早食い”通訳を自称する著者、初めての食にまつわるエッセイ集。旧ソ連時代の奇妙な缶詰や幻の蜜飴など美味珍味が勢揃い
あらゆる性を可能にし、すべての汚辱を身に受ける高級ジゴロの青年。全篇にみなぎる性描写で大きな話題を呼んだ、急逝惜しまれる筆者の大胆、破天荒な長篇問題小説。(松山巖)
世界最高のテクニックや戦術、様々な駆け引きや運不運が織りなすドラマを「リアリズム」の眼で振り返り、サッカーの「本質」を探る
職員の意識改革、積極的な情報開示、なれあいのない是々非々の論議……熱い討論から浮かび上がった本当の日本変革を実現する道
ケニアの国立公園で十二年にわたり野生ゾウを研究する女性が、雄大な環境や調査のさまを報告し自然保護と国際援助の未来を考える
SLの音から聴覚を、職人仕事から触覚を、「香道」から嗅覚を……現代人が喪失してしまった「五感」をまなび取るためのヒントの数々
父親が母親を日常的に殴るのを見て育った子どもは心に深い傷を負う。その傷を癒せないまま、自分も暴力に走るケースが少くないのだ
味、香り、スタイル――二十一世紀を迎えて日本酒がどんどん新しくなっている。新しい酒の担い手たちの素顔と考え方を初めて紹介
テレビ、新聞に氾濫している健康情報のホントとウソを見分ける方法とは? またメディアがあまり伝えない研究報告を56例紹介する
あなたは“恋”をする人、しない人? “恋のできない”女性が知った優しい出会い――。大胆奔放な恋歌の歌人が繊細に描く最新歌集
大借金を抱えた大工が起死回生を狙って茶碗の新柄の公募に挑んだその顛末は。オール讀物新人賞受賞の表題作など力作時代中篇五篇
ナンバープラス連載時からJリーガーの間で話題を呼んだリュウジの活躍が単行本に。スペインに渡った天才少年の苦闘が描かれる
平成から現代まで日本人に広く親しまれてきた短歌百首を、市川団十郎、観世栄夫をはじめ各界の豪華執筆陣が解説する平成の教養書
なぜ私の本は売れないのか? その裏には重大な秘密が隠されていた! おなじみ“笑う哲学者”がへ理屈をこね回す爆笑エッセイ集
志ん朝さんは亡くなる、9・11以来アメリカは遠くなる、好物のビーフステーキもままならず……ますますこの世は住みにくくなる
芥川賞が百一回目を迎えた時、奇しくも時代は昭和から平成へ移り変わった。第百一回から百五回までの六作品と選評・自筆年譜を収録
明治七年、台湾撤兵により全国的に士族の反乱気分が満ちる。政府は鹿児島私学校を警戒するが、まず熊本に、神風連ノ乱が起こった
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