作品
調首子麻呂は、百済からの渡来系調氏の子孫。十八歳で廐戸皇太子(聖徳太子)に舎人として仕え、都を騒がす事件や陰謀を解決する
優しい夫、仕事の成功、美貌、恋愛、そして可愛い子供――自分の望みをかなえるために日夜努力を続けるマリコのポジティブな日々
『七人の侍』打ち上げの日に生れ、この15年、黒澤家のシェフを務めた娘ゆえに書けた知られざる巨匠の真実。心温まる父娘の愛情物語
敗戦に至る昭和前期の愚行の原因を求めて、具体的事実に則しながら日本の原型を最深奥部まで考え抜いた半世紀に亘る思考の総決算
ケバイ、うざったい、ウルウルもんだ。さらに「ら」抜き言葉。言葉は乱れ、ゆれつつ生きる。そも日本語に規範となるものはあるのか
傷ついた心を抱えながら、毎日を精一杯生きている――ここはそんな人たちが集まるカフェ。読めば必ず元気になれる癒し小説の傑作
白血病で余命わずかの殺人犯、顔に痣のある美少女、三本腕の賞金稼ぎ――アウトサイダーにされてしまった者達の癒しを求める冒険
毛利元就が天下を取ったら、日本の女性史は変わっていた? 歴史の定説に新しい光を当て、男性史観に新風を吹きこむ二作家の座談集
江戸川警部は婚約者の恩師に仲人を依頼したが、恩師の妻は自殺、恩師は何者かに殺されていた。鉄道警察隊〈江戸川警部〉シリーズ
折々の時事問題の中に歴史の深層をえぐり出す梅原版「考えるヒント」。人間中心の文明に対して、植物中心の文明を高らかに提唱する
司馬遼太郎、三船敏郎、木村伊兵衛……とっておきの人たちとの豊かなエピソードを、イキのいい“江戸前”の筆に乗せて贈る名随筆集
昭和八年、「月辰会研究所」から出てきた女官が自殺した。特高係長は謎を追うが——。満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚
私の体には、空を見上げている象が一頭、棲みつくようになっている……。異国を歩き、書物を読む日常からうまれた珠玉の文章群
八年間続いたテレビの仕事もちょっとひと休み。たっぷり充電するはずだったのに、こんなに忙しいなんて……。新生活の行方やいかに?
浅草六区の芝居小屋「偏奇館」で起きた踊り子連続殺人——五十年の時を経て意外な真犯人の姿が浮ぶ——好評作待望の文庫版刊行!
遣隋使の外交術から明治維新の志士ベスト10まで、歴史探偵・半藤一利と豪華ゲストが思う存分に語り尽くした異色の日本史鼎談集
「奥さん」と呼ばれることが多くなった。「おばちゃん」と呼ばれた。ちょっと焦りつつも前向きに生きていく30代女性共感のエッセイ
常夏の島、ハワイ。ビーチで戯れ、ショッピング……。だが、ここにも生活がある。観光客には見えないハワイの裏側を描く力作中篇集
一九六九年の創刊以来、三十年間一貫して「世の中どこか間違っている」と言い続けてきた「諸君!」執筆陣のオピニオンを集大成
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