『クリムトと黄昏のハプスブルク』に続く「名画×西洋史」シリーズ第3弾!
大阪・関西万博で『キリスト埋葬』が展示され、日本でも注目度が急上昇中の画家、カラヴァッジョ。斬新な明暗法を用いた写実的な作品で一斉を風靡し、ルーベンス、レンブラント、フェルメールら後の巨匠たちにも多大な影響を与えた天才画家は、血の気の多さから殺人に手を染め「呪われた画家」とも呼ばれていたーー
17世紀初頭のイタリアを舞台に繰り広げられた彼の短い生涯を追いながら、その過程で誕生したカラヴァッジョ作品の魅力を解き明かす。
登場する絵画はすべてフルカラーで紹介。
【「あとがき」より】
『ウエスト・サイド物語』の不良少年のように暴れまわり、敵対勢力と剣で戦い、その合間に絵を描く。殺人を犯して逃亡生活に突入し、『モンテ・クリスト伯』のように難攻不落の地下牢に放りこまれ、脱獄し、再び放浪しながら絵を描く……そんな画家の数奇で破天荒な一生と数々の作品群を、しばし味わっていただけたら幸いです。
◆ペスト時代の少年
ヨルダーンス『ペスト患者たちをイエスにとりなす聖カルロ』
ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』
◆ローマへ
ティツィアーノ『ピエタ』
ペテルツァーノ『キリスト埋葬』
ティントレット『伊東マンショの肖像画』
◆顔
カラヴァッジョ『病めるバッカス』
カラヴァッジョ『聖マタイの殉教』
カラヴァッジョ『ゴリアテの首をもつダヴィデ』
◆少年たち
ポントルモ『十字架降架』
カラヴァッジョ『いかさま師』
カラヴァッジョ『リュート弾き』
カラヴァッジョ『バッカス』
◆メドゥーサ
パルミジャニーノ『凸面鏡の自画像』
カラヴァッジョ『メドゥーサ』
ウィッテル『サンタンジェロ城の眺め』
レーニ/カントフォリ『ベアトリーチェ・チェンチ』
◆暴力三昧
カラヴァッジョ『勝ち誇るアモル』
バリオーネ『聖と俗の愛』
ジェンティレスキ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』
◆成功
カラヴァッジョ『法悦の聖フランチェスコ』
カラヴァッジョ『悔悛するマグダラのマリア』
カラヴァッジョ『エジプト逃避途上の休息』
カラッチ『エジプトへの逃避のある風景』
カラヴァッジョ『聖マタイの召命』
◆ルーベンス
カラヴァッジョ『聖パウロの回心』
ティツィアーノ『エウロペの略奪』
カラヴァッジョ『キリスト埋葬』
ルーベンス『キリスト埋葬』
◆娼婦たち
カラヴァッジョ『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』
カラヴァッジョ『ロレートの聖母』
カラヴァッジョ『聖母の死』
◆殺人
カラヴァッジョ『エマオの晩餐』
レンブラント『エマオの晩餐』
◆ナポリ
カラヴァッジョ『法悦のマグダラのマリア』
カラヴァッジョ『キリストの鞭打ち』
◆マルタ島
カラヴァッジョ『眠るクピド』
カラヴァッジョ『マルタ騎士の肖像』
◆聖ヨハネ
リッピ『ヘロデの宴』
レーニ『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』
カラヴァッジョ『洗礼者ヨハネの斬首』
◆脱獄
カラヴァッジョ『女占い師』
カラヴァッジョ『聖ルチアの埋葬』
カラヴァッジョ『ラザロの復活』
カラヴァッジョ『生誕』
◆終焉
カラヴァッジョ『聖ウルスラの殉教』
カラヴァッジョ『洗礼者ヨハネ』
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