「男なら横綱になれたのに」
相撲取りの娘として生まれ、恵まれた体格を持った福美。「男だったら横綱になれたなあ」と言われ続けてきた彼女は、実業団のバスケットボール選手になるも怪我で引退。新たな道をみつけるまでの「つなぎ」として、実家の相撲部屋を手伝うことにする。
折しも部屋は、最年長の力士・宮新が部屋の創設以来初の関取(十両以上の力士)になれるかどうかという正念場だった。生まれて初めて真剣に「相撲」を観た福美は、その面白さにみるみる引き込まれていく──。
幕下での激しい星取り合戦。専門職である呼出の生活とやりがいとは。後援会の人々はどんなことを考えているのか。「星」がすべての相撲界に生きる人々の気持ちとは?
ひたむきに生きる若者の姿に心洗われ、ほのかなユーモアに笑いがこぼれる。小説を読み喜びが詰まった連作短編集です!
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