バブル絶頂の東京。元ディスコの黒服の堤彰洋は地上げで大金を動かす快感を知るが、裏切られてコカインとセックスに溺れてしまう
六本木のディスコで黒服のバイトをしながら満ち足りぬ日々を送っていた彰洋は、偶然出会った幼馴染の麻美に不動産屋の美千隆を紹介される。時はバブル真っ盛りの80年代後半。おれはおれの王国を作りたいんだ——若くして成り上がった彼の言葉に魅せられた彰洋は、20歳そこそこで大金を動かす快感に酔いしれていく。
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