ここ数年、惑いに流されている北
町貫多。あるミュージシャンに招
かれたライブに昂揚し、上気した
まま会場を出た彼に、東京タワー
の灯が凶暴な輝きを放つ。その場
所は、師・藤澤清造の終焉地でも
あった――。何の為に私小説を書
くのか。静かなる鬼気を孕む、至
誠あふれる作品集。「芝公園六角
堂跡」とその続篇である「終われ
なかった夜の彼方で」「深更の巡
礼」「十二月に泣く」の四篇を収
録し、巻末に、新たに「別格の記
――『芝公園六角堂跡』文庫化に
際して」(18枚)を付す。
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