作品紹介

スタイリストの実香子は、カメラマンの早瀬との長年の愛人関係に倦んでいた。広告の撮影で訪れた沖縄で、実香子は早瀬に怒鳴られる若いアシスタント・浩を見る。その晩、実香子は早瀬に誘われて部屋を訪れるが、隣は浩の部屋で――(表題作)。くすぶる女たちの官能を生々しく描く、著者初期の傑作短篇集。解説・内藤麻里子


若さゆえの性の喜び、
熟し始めた性の馴れ合いに
思わずため息をついてしまう(解説より)

文庫「短篇集」の新装版です



triangle beach
底知れぬ女たちの欲望


男を奪おうとしている、
あの若い女を殺したい

その言葉を聞きさえすれば、
もう彼には用はない

自分にできることは、
セックスでねじ伏せること

酔いと夢心地の中で
行われたから罪悪感はない

担当編集者より
林真理子さんといえば、ギネス世界記録を達成した「週刊文春」の連載エッセイや、「an・an」の連載エッセイ、また、『不機嫌な果実』、『白蓮れんれん』、『下流の宴』、最近では『小説8050』などの長編小説をイメージする読者も多いかもしれません。しかし林さんは、『最終便に間に合えば』の収録作品で直木賞を受賞されたように、短篇の名手でもあります。本書は80年代の隠れた名作『短篇集 少々官能的に』の新装版。元本の副題の通り、6篇の短篇は、それぞれ官能的な要素を持っています。当時の単行本の担当者は、特に2篇目の「白いねぎ」は傑作だ、と太鼓判。ぜひ林さんのプロの技を堪能ください。(担当K.N)
目次
正月の遊び
白いねぎ
プール
トライアングル・ビーチ
この世の花
私小説

解説 内藤麻里子

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