あのことばだけは消え去らない。その痛みだけは忘れられなかった。15歳で早逝したダウン症の兄との思い出、ヒトラー・ユーゲントの来日……大家族二世代の物語はこの国の未来を照射する。絶筆長編。
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逝去する直前まで推敲を重ねていた津島佑子さんの最後の長篇小説が、ついに文庫になりました。ダウン症の兄を早くに亡くした絵美子。彼女が折に触れて考えるのは、兄のこと、幼いころに囁かれたある言葉、おじ・おばたちが決して詳しく語ろうとしない、ヒトラー・ユーゲント来日の日のこと……。編集しながら改めて、津島さんが2021年の社会に向けて本作を書いたのではないか、と何度も錯覚しました。コロナ禍において、差別や社会の分断がますます顕在化する今、再び読まれるべき傑作です。(担当NY)
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