大阪万博、ロッキード事件など、戦後を彩る事件をそれぞれの渦中の人物の視点で描く、芥川賞作家の最新長篇にして、文体の真骨頂。
1965年生まれ。2007年、『肝心の子供』で 文藝賞を受賞しデビュー。『終の住処』で芥川賞、『赤の他人の瓜二つ』で Bunkamura ドゥマゴ文学賞、『往古来今』で泉鏡花文学賞、『日本蒙味前史』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『眼と太陽』『世紀の発見』『電車道』『鳥獣戯画』『金太郎飴 磯崎憲一郎 エッセイ・対談・評論・インタビュー 2007-2019』などがある。
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