おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2 ほしおさなえ

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2025年06月04日
ジャンルエンタメ・ミステリ
コード1679237700000000000R
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『おかえり草』(ほしおさなえ)

おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2 ほしおさなえ

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2025年06月04日
ジャンルエンタメ・ミステリ
コード1679237700000000000R

なんだ、これ。草が光っている。ファンタジックでリアルで不思議な物語

ウツログサ科の植物たちのリアルさ、確かさは、
境界に立つ道標のよう。
それを足がかりにして、するりと、向こうへ。          
               ――梨木香歩

〝植物の妖怪″に囚われた宿主たちの人生模様……
静かな感動を呼ぶ物語。

【文春文庫オリジナル】

「じいちゃんにあの光る草を見せよう」
病気の祖父のために、塾の帰り道で見た事のあるウツログサを
探して奔走する男の子。
生れてからずっと、二つの影を持つ女性の心揺さぶられる話。
〝植物の妖怪〟のようなウツログサに囚われた人々と、
彼らの前に現れる祓い師・笹目をめぐる5つの物語集。
静かな感動を呼ぶ文庫オリジナル。

おかえり草
おかえり草
おかえり草
おかえり草

担当編集者より

昨今、団地を舞台にしたドラマが人気を博していますが、この物語の舞台も横浜の団地です。そこで植物の妖怪とも称される〝ウツログサ″に囚われた人々をめぐる小説集です。5篇それぞれの物語は、生まれたときから影を二つ持つ女性や、不思議な草(ウツログサ)を見たいという病気の祖父のために奔走する小学生の男の子など、1篇1篇主人公が違いますが、笹目という謎めいた祓い師が必ず彼らの前に現れます。心のひだに隠された人の繊細な思いや、人生模様を丁寧な筆致で描き切った文学性の高い物語集。

人の人生には、喜びや悩みや悲しみがたっぷり詰まっていて、なんて愛おしいのだろう――読み終えたら本をぎゅーっと抱きしめたくなるくらい、圧倒的な感動を味わえること必至です。

「とにかく大事なのは自分で選ぶってことだよ。」――心揺さぶられる言葉もたくさん散りばめられています。幾重にも楽しむことができる静かな感動を呼ぶ小説です。

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