舞台はロシア軍の侵攻を受けた北海道。
日本国は、戦場と化した最北の地を見放した――。
国家とは何か。戦争とは何か。生きるとは何か。
『小隊』の著者にして、元自衛官の芥川賞作家が描き尽くす、驚異のミリタリー小説。
侵攻後、北海道はロシア軍や自衛隊の残党、民兵、マフィア、ヤクザなどが群雄割拠する無法地帯と化していた。
陸自「支援飛行隊」のイリキは、釧路近辺で何者かの襲撃に遭い、墜落。
奇跡的に一命をとりとめた彼は、山縣という男に救われ、極寒の地を奥へ奥へと進んでいく。
彼らの進む血なまぐさい道は、帯広、釧路を抜け、旭川へ至り、やがて札幌へ続く。
「人を殺した。人を殺した。おれが、人を殺したのだ。」
戦闘は、人の心をどのような形に歪めるのか。
戦争は、地をどのような姿に変えゆくのか。
全てが崩壊した後に、イリキが目にした光景とは――。
本の雑誌が選ぶ年間ベスト10で1位に輝いた、暗黒の軍事巨編。
(解説・辻田真佐憲)

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。
感想を送る
本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。
※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。