酒が朝に残り、大小を重く感じるようになったことで金杉惣三郎は自身の老いを実感していた。そんな折、具足武者が惣三郎を襲う。辛くも倒したものの、振り返ると具足武者の姿はない。
具足武者に惣三郎暗殺を命じたのは、吉宗の勘気を蒙り、家紋断絶の上切腹した石河讃岐守常泰だった。その裏には、戦国の世が遠くに去り、かたちばかりになった武芸の闇が隠されていた。武芸の衰退を憂える吉宗は、清之助の名を挙げ、再び上覧剣術大試合を開催せよと老中水野忠之に命じる。
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