書名(かな) | ブンシュンムック ショウワ100ネンノ100ニン ブンカジンヘン |
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ISBN | 978-4-16-007098-1 |
いまなお輝き続ける「時代の顔」に迫る
グラビア 輝ける昭和の肖像
I 鮮やかな生き方
彼らは昭和をどう生きたのか――。激動の時代を駆け抜けた輝かしき足跡
小林秀雄 「無類の率直と、無類の自由」 石原慎太郎
三島由紀夫 「三島由紀夫の静かな死」 徳岡孝夫
武者小路実篤 「お金に頓着しない自由人」 武者小路知行
与謝野晶子 「有機体に魅了され」 與謝野文子
南方熊楠 「『腸が出た』と大騒ぎ」 泓田千代子
永井荷風 「綺麗な江戸弁」 永井壮一郎
西田幾多郎 「いのちの実感」 福岡伸一
井伏鱒二 「井伏鱒二さんのかめ」 庄野潤三
折口信夫 「天皇は『神』にあらず」 岡野弘彦
大岡昇平 「生き残ったレイテ戦一兵士の慟哭」 澤地久枝
柳宗悦 「乃木院長への反発」 柳新一
長谷川町子 「緊張が階下まで伝わった」 長谷川たかこ
吉田満 「戦艦大和の戦友を胸に」 吉田望
有吉佐和子 「書くために生きた努力の人」 有𠮷玉青
城山三郎 「読者こそ『私の勲章』」 井上紀子
藤沢周平 「最後の六枚」 遠藤展子
田河水泡 「のらくろは俺のこと」 髙見澤邦郎
山崎豊子 「『大地の子』への思い」 野上孝子
茨木のり子 「権威に倚りかからず」 山根基世
横山大観 「賞は経歴ではなく絵画に」 横山隆
渡辺和子 「皇道派の親玉は赦さない」 保阪正康
牧野富太郎 「植物学の父が蒔いた種」 朝井まかて
清水幾太郎 「核武装論はなぜだったか」 片山杜秀
白川静 「頁をめくると答えが」 宮城谷昌光
池波正太郎 「リタイア後の男の理想」 鶴松房治
山田風太郎 「敗戦翌日の大予言」 鹿島茂
II 世界が瞠目した知と技
時間を超え、国境を越えて記憶に残る偉大な業績の数々
川端康成 「魔界の住民、川端康成」 梅原猛
湯川秀樹 「防空頭巾で教壇へ」 江崎玲於奈
小津安二郎 「小津安二郎の端正な人生」 白井佳夫
岡本太郎 「妻、敏子 死の献身」 瀬戸内寂聴
手塚治虫 「人間の本音を描く」 萩尾望都
黒澤明 「作家は歴史の被告人だ」 田草川弘
西岡常一 「なぜ、法隆寺『最後の宮大工』なのか」 塩野米松
棟方志功 「日本のゴッホになる」 石井頼子
藤田嗣治 「パリで歌っていた都都逸」 福田満
小澤征爾 「カラヤンと父子のようだった」 山田和樹
円谷英二 「『オヤジさん』と慕われた世界の特技職人」 市川森一
丹下健三 「コンクリートの芸術」 藤森照信
武満徹 「『沸騰する沈黙』」 吉田直哉
宮崎駿 「幼児性なら誰にも負けない」 鈴木敏夫
三宅一生 「日本でものづくりをしたい」 生駒芳子
北里柴三郎 「福沢とコッホへの『報恩』」 大村智
草間彌生 「『はい、一千万円ね』とニコリ」 建畠晢
III 時代を拓いた足跡
どんな逆境にあろうとも、わが道を貫くための知られざる流儀
谷崎潤一郎 「絢爛たる文業」 河野多惠子
吉川英治 「その時、武蔵は……」 五木寛之
松本清張 「生涯原稿十二万枚」 藤井康栄
柳田國男 「『翁』と『童』の文化」 山折哲雄
小泉信三 「息子の身代わりと可愛がった孫を失って受洗」 秋山加代
土門拳 「古の仏師の気持ち」 藤森武
司馬遼太郎 「饒舌な史論」 中村彰彦
丸山眞男 「独裁者にはユーモア感覚がない」 苅部直
江戸川乱歩 「『探偵小説』への嫌悪」 小林信彦
北大路魯山人 「比叡山の哀しい記憶」 辻義一
萩尾望都 「少女漫画をかえたひと」 夢枕獏
大佛次郎 「反骨精神の優等生」 手塚甫
種田山頭火 「無にはなれるが空にはなれず」 金子兜太
向田邦子 「サイン会の包帯」 鴨下信一
阿久悠 「唄わない作詞家」 三田完
大宅壮一 「大衆の側から半歩先を見る」 大宅映子
本田靖春 「奔放不羈なスター記者」 清武英利
塚本邦雄 「仮想敵の全てを撃つ」 穂村弘
開高健 「『同甘同苦』の大きな貼り紙」 谷口博之
宮本常一 「メモは全てカタカナで」 神崎宣武
瀬戸内寂聴 「尼さんが言うことか!」 瀬尾まなほ
山下清 「旅先では描かない放浪画家」 山下浩
寺山修司 「殴れなかった、あの顔」 麿赤兒
遠藤周作 「心の奥底にあったもの」 遠藤龍之介
山田太一 「二流と三流の違いとは」 中井貴一
IV 師弟の親交
困難に立ち向かう時、いつも頭に浮かぶのは師匠の姿だった
吉本隆明 「『生活人』の門前の小僧として」 糸井重里
井上ひさし 「絶対に妥協しない“悪意の作家”」 野田秀樹
やなせたかし 「『逆転しない正義』のヒーロー」 梯久美子
田辺聖子 「しゃべるように書く人」 綿矢りさ
埴谷雄高 「『死霊』の巨人に叱られた」 立花隆
溝口健二 「映画の仕事師の凄み」 新藤兼人
赤塚不二夫 「バカ騒ぎも弟子の務め」 北見けんいち
佐佐木幸綱 「心のなかの音楽を聴け」 俵万智
小沼丹 「ビイルがお好き」 青山南
V 素晴らしき親子の絆
当事者だけが知る、かけがえのない存在ゆえの愛と葛藤のドラマ
芥川龍之介 「子煩悩なイタズラ好き」 芥川瑠璃子
阿川弘之 「かんしゃく親父と闘う長女」 阿川尚之
石原慎太郎 「『奇人』の息子に生まれて」 石原良純
佐藤紅緑 「ヘンな親子」 佐藤愛子
檀一雄 「父にかけられた『呪い』」 檀ふみ
獅子文六 「息子におくる」 岩田敦夫
北杜夫 「父はヘンテコリン」 斎藤由香
福田恆存 「物事の本質を見据えた『言葉』」 福田逸
吉田健一 「大宰相と文士の交わり」 吉田暁子
島尾敏雄 「母の居ぬまに」 島尾伸三
中上健次 「初めて愛という話題に触れた、父からの手紙」 中上紀
VI 最大のライバル、最高の理解者
幼い日も、失意の時も、支えあって生きてきた。兄弟ならではのとっておきのエピソード
吉行淳之介 「母は兄にべったりと」 吉行和子
河合隼雄 「夢を見るのが楽しみや」 河合雅雄
鈴木清順 「戦争で性格が入れ替わった」 鈴木健二
谷川雁 「『孤立を恐れず』のカリスマ」 谷川健一
池内紀 「数学と理科で勝つ」 池内了
ちばあきお 「いまも童顔のままで」 ちばてつや
VII 寄り添って喜怒哀楽
夫婦という絆のさまざまなドラマを、妻が、子が語りつくす
坂口安吾 「母が四十年隠し持った『父の遺言状』」 坂口綱男
幸田文 「十年間を共にしたのはアメリカ帰りの若旦那」 青木玉
江國滋 「妻は家にいるから家内である」 江國勢津子
田村隆一 「七十キロの散歩」 田村悦子
山口瞳 「江分利の妻が後悔する一度だけのヤキモチ」 山口治子
野坂昭如 「下着の干し方」 野坂暘子
吉村昭 「物書き同志の旅」 津村節子
水木しげる 「偉ぶらない、高ぶらない」 武良布枝
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