書名(かな) | まんようしゅうからまなぶしきのうた |
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ページ数 | 368ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2025年11月14日 |
ISBN | 978-4-16-009081-1 |
Cコード | 0095 |
万葉びとの発想の原点・価値観は、
現代の我々のそれと全く軌を一にしている
『万葉集』は日本の言葉・文学・文化の源泉であり、日本人のものの見方や感性の源流である。式の歌を通じてその感を深くする。歌が詠まれた土地を訪れ、花鳥風月を観賞・批評するエッセイ集。カラー写真や地図を多数掲載
『万葉集』は日本人の魂のふるさと――
……『万葉集』を読み、古代の歴史を知った上でそこを訪れれば、三輪山も飛鳥川も石舞台をはじめとする古墳群も、それは普通の田舎の風景ではなく、当時に生きた人々が何を思い、何を喜び、また憂えたか。そよ吹く風と共に当時の人々の息吹が感じられ、単なる丘や森の風景ではなくなる。心の奥底に響くものがある。
(「おわりに」より)
■第一章 春
一 初春(一月) 睦月
1 新年の賀 / 2 梅 / 3 うぐいす / 4 柳 / 5 つばき / 6 春の歌
二 仲春(二月) 如月
1 霞 / 2 わらび / 3 すみれ / 4 桜 / 5 山吹/ 6 春愁三首(絶唱三首)
三 晩春(三月) 弥生
1 桃・李/ 2 春眠暁を覚えず / 3 かたくり / 4 持統天皇の伊勢行幸 / 5 馬酔木 / 6 晩春を詠う漢詩
■第二章 夏
一 初夏(四月) 卯月
1 天の香具山 / 2 卯の花 / 3 ほととぎす / 4 藤 / 5 橘
二 仲夏(五月) 皐月
1 紫草 / 2 夏草 / 3 雲 / 4 紫陽花 / 5 吉野離宮 / 6 百合
三 晩夏(六月) 水無月
1 浜木綿 / 2 雷 / 3 夏の夜 / 4 立山 / 5 ひぐらし / 6 雫 / 7 瓜
■第三章 秋
一 初秋(七月) 文月
1 七夕 / 2 風 / 3 秋の七草 / 4 萩 / 5 なでしこ / 6 女郎花 / 7 尾花(すすきの穂)
二 仲秋(八月) 葉月
1 月 / 2 こおろぎ / 3 秋の田 / 4 秋山 / 5 霧 / 6 鹿
三 晩秋(九月)長月
1 露 / 2 雁
■第四章 冬
一 初冬(十月) 神無月
1 時雨 / 2 黄葉(紅葉) / 3 鶴
二 仲冬(十一月) 霜月
1 霜 / 2 鴨 / 3 新嘗祭 / 4 かぎろい
三 晩冬(十二月) 師走
1 霰 / 2 雪 / 3 大伴旅人帰京の旅 / 4 春への望み
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