縁は異なもの 麴町常楽庵 月並の記 松井今朝子

803 (税込)
発売日2019年06月06日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エンハイナモノ コウジマチジョウラクアンツキナミノキ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2019年06月10日
ISBN 978-4-16-791294-9
Cコード 0193
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縁は異なもの 麴町常楽庵 月並の記 松井今朝子

803 (税込)
発売日2019年06月06日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エンハイナモノ コウジマチジョウラクアンツキナミノキ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2019年06月10日
ISBN 978-4-16-791294-9
Cコード 0193

尼僧と若き同心のコンビが事件を解き明かす!

江戸麹町事件帖シリーズ第二弾!

北町奉行所の定町廻り新人同心・間宮仁八郎は、難事件が持ち上がるとなぜか麹町の平河天神社の近くにある「常楽庵」に赴く羽目になる。元大奥の女中でかなりの要職に就いていたという年齢不詳の庵主・志乃の名推理がこれまで何度も事件をやわらかく解決してきたからだ。

ある日、常楽庵に一人の男がたずねてきて、「自分はまもなく殺されるだろう」と志乃に訴える。男の目の中に狂言とも思えない危ういものを感じた志乃の中に、かつて大奥で救えなかった者の記憶が甦る。志乃の説得を聞いた男は黙って帰って行った。

数日後、仁八郎は自分が調べていた事件の中にまたもや常楽庵の名が出てきたことから、しぶしぶ志乃のもとを訪れるが――。

個性的な女中たち・行儀見習いの若い町娘たち、地元の御用聞きの文六らが楽しく脇を支え、知力胆力ともに底知れぬ元大奥の隠居と新米同心の名コンビが、深く楽しく、時に人生のやりきれなさに突き当たりながら謎解きをしていく、著者新境地の時代小説シリーズ第二弾!

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担当編集者より

2019年に「芙蓉の干城」で第4回渡辺淳一文学賞を受賞された松井今朝子さんによる、麹町常楽庵シリーズ第2弾『縁は異なもの』が待望の文庫化です。
跳ねっ返りの町娘・おきしの許婚が、祝言間近に不審な死を遂げた。
「わたくしが、敵を討ちます」娘の決意に若き同心・仁八郎は、心を強く揺さぶられる。
一方、元大奥女中で常楽庵庵主の志乃は、おきしの苦難に自らの過去を重ねるが――。
間宮仁八郎と志乃の絶妙の掛け合いが読みどころのシリーズ、果たしてふたりの推理力で、卑劣な輩を追い詰めることが出来るか?
笑いとペーソスあふれる江戸の新本格を、どうぞお楽しみください。(担当KK)

著者

松井 今朝子

1953年京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了。松竹を経て故・武智鉄二氏に師事、歌舞伎の脚色・演出などを手がける。
97年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で直木三十五賞、19年『芙蓉の干城(たて)』で渡辺淳一文学賞を受賞。
その他の著書に『円朝の女』『師父の遺言』『料理通異聞』『縁は異なもの 麴町常楽庵 月並の記』『江戸の夢びらき』『愚者の階梯』など多数。

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