担当編集者より

不安と混迷の時代とあって、家族の結束が求められています。しかし、急速な経済成長とともに、日本の家族はすっかり変貌し、かつての淳風美俗は失なわれ、さまざまな問題を抱えてまとまりがつきません。ばらばらになってしまった家族を立て直すには、何を信じ、どうすればいいか。家族の絆を描いた直木賞作品『あかね空』の著者が、三度目の結婚で初めて知り、莫大な借金の返済に向う勇気を与えられた家族の愛と力をもとに、それに答えます。一家に一冊！家族に元気が甦ります。（ＴＫ）