書名(カナ) |
ケイコクシジョ |
ページ数 |
384ページ |
判型・造本・装丁 |
四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 |
2013年01月15日 |
ISBN |
978-4-16-381890-0 |
Cコード |
0093 |
絶妙な女一人語りで紡がれる現代版「好色一代女」!
奇跡的美貌を持つがゆえに、地獄をめぐる女の運命は?
白草千春が13歳のときに、多額の借金を残して父が失踪。父の知人・小児科医である花岡の家に移り住むも、彼は少女偏愛者だった――。養父に、ヤクザに、京都の黒幕に身を捧げ、「好色」の業を背負って、ジェットコースターさながらの激しい浮き沈み人生をおくった千春に、ハッピーエンドは訪れるのか。
デビュー30年を迎えた著者が今のすべてを注ぎ込んだ、もっともエロティックで崇高な問題作。装画は「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ。
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担当編集者より
著者
島田 雅彦
1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。
在学中の83年「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、九二年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞、16年『虚人の星』で毎日出版文化賞、20年『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。『悪貨』『英雄はそこにいる』『傾国子女』『ニッチを探して』『往生際の悪い奴』『暗黒寓話集』『カタストロフ・マニア』『絶望キャラメル』『人類最年長』『スノードロップ』『スーパーエンジェル』『パンとサーカス』『時々、慈父になる。』など著書多数。
現在、法政大学国際文化学部教授。
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