稽古長屋 音わざ吹き寄せ 奥山景布子

1,815 (税込)
発売日2014年11月15日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) ケイコナガヤ オトワザフキヨセ
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2014年11月15日
ISBN 978-4-16-390162-6
Cコード 0093
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稽古長屋 音わざ吹き寄せ 奥山景布子

1,815 (税込)
発売日2014年11月15日
ジャンル歴史・時代小説
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書名(カナ) ケイコナガヤ オトワザフキヨセ
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2014年11月15日
ISBN 978-4-16-390162-6
Cコード 0093

血を分けた兄妹でも聞かぬほうがいいこともある

元吉原の北隣、長谷川町。その南側にあるお稲荷さんに通じた細道に移り住んで稽古屋の看板を掲げた音四郎とその妹お久。兄はほんの二年前まで芝居小屋に出ていた役者あがり、足に大けがを負って舞台を去り、今では隠居のように妹と暮らしている。厳しい稽古に妹は評判を案じるのだが――。

「大女」「ならのかんぬし」「いぬぼうさき」「はで彦」「宵は待ち」「鷺娘」「菊の露」「丙午」「にせ絵」。弦音ひびく江戸情緒あふれる9編を収録。

本の話おすすめ記事

担当編集者より

元吉原の北、長谷川町三光新道に看板を掲げた元役者の兄と異母妹ふたり住まいの稽古屋が本作の舞台。将来を期待された女形だった兄・音四郎は一生引きずるほどの大けがを足に負い、芝居小屋を去ります。日常の小さな事件が語られていく中でその事情と醜聞が徐々に明らかになっていくのですが、予想外の展開にゲラを読みながら思わず瞠目、ラストで縁の不可思議さに思いをはせた力作でした。落語や能楽、歌舞伎へと自在のめくばせは著者ならでは。情念と「あそび」の巧みな掛けあいが魅力の連作長編です。

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