ムーンナイト・ダイバー 天童荒太

1,650 (税込)
発売日2016年01月23日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ムーンナイト ダイバー
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2016年01月25日
ISBN 978-4-16-390392-7
Cコード 0093
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ムーンナイト・ダイバー 天童荒太

1,650 (税込)
発売日2016年01月23日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ムーンナイト ダイバー
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2016年01月25日
ISBN 978-4-16-390392-7
Cコード 0093

海の底から大切な人につながる品物を探せないか

ダイビングのインストラクターをつとめる舟作は、秘密の依頼者グループの命をうけて、亡父の親友である文平とともに立入禁止の海域で引き揚げを行っていた。光源は月光だけ――ふたりが《光のエリア》と呼ぶ、建屋周辺地域を抜けた先の海底には「あの日」がまだそのまま残されていた。依頼者グループの会が決めたルールにそむき、直接舟作とコンタクトをとった眞部透子は、行方不明者である夫のしていた指輪を探さないでほしいと告げるのだが… 311後のフクシマを舞台に、鎮魂と生への祈りをこめた著者の新たな代表作誕生。

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担当編集者より

天童さんの長編としてはタイトな印象の本かもしれません。しかしその世界は濃密で、今までの天童作品のエッセンスを更に深化させた物語となりました。『悼む人』でひとり死する孤独に魂ごと寄り添う稀有のひとを描いた著者が、フクシマを舞台に小説を描くとき、物語の中に生まれたのは生命力を奮い立たせるものへの憧憬と渇望であり、時そのものがもたらす長い長い治癒の行程へのまなざしではなかったか――そう思いながら、伴走した一冊です。まだ五年、もう五年。節目となる年に刊行される著者渾身の作品です。

著者

天童 荒太

一九六〇年愛媛県松山市生まれ。八六年「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。九三年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。九六年『家族狩り』で山本周五郎賞、二〇〇〇年に『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、〇九年に『悼む人』で直木賞受賞。一三年に『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞。ほか著作に『あふれた愛』、『包帯クラブ』、『静人日記』、『ペインレス』、画文集『あなたが想う本』(舟越桂と共著)、対談集『少年とアフリカ』(坂本龍一と共著)、荒井良二画の絵本『どーしたどーした』、新書『だから人間は滅びない』などがある。近著に『巡礼の家』。

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