単行本

ジェンダー・クライム

1,870 (税込)
発売日2024年01月15日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ジェンダークライム
ページ数 336ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年01月15日
ISBN 978-4-16-391794-8
Cコード 0093

『悼む人』『永遠の仔』の著者が贈る、ノンストップ・クライムサスペンス。

誰もが容疑者。誰もが当事者。
性にまつわる犯罪……ジェンダー・クライムは連鎖する。

土手下に転がされていた男性の遺体。
暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。

「目には目を」

なんと男の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった――。
次々現れる容疑者、そして新たな殺人。
罪を償うべきは、あなたかもしれない。

天童荒太の原点回帰にして、記念碑的作品!


【著者朗読】天童荒太さんが読む『ジェンダー・クライム』

この一冊が生まれる経緯の書かれた「謝辞」と、作中で物語が動き出す場面を合せてお届けします。

担当編集者より

児童への性的虐待などをテーマに描き、大ベストセラーとなった『永遠の仔』から四半世紀。
今作の謝辞で、著者の天童さんはこう語ります。

『私は当の物語において、〈当時の被害〉と〈その後の被害〉を、読者に届けることに専心し、それぞれの被害を生む土壌、文化的背景の存在については、具体的な形にして主題として押し出すには至らなかった。力量不足はもちろんだが、ジェンダーや男女性差という言葉が一般的ではなかった時代では、表現し得ても、読者には十分に伝わらない懸念があった』

当時語りえなかった「性にまつわる犯罪(=ジェンダー・クライム)」が学む負の連領について、天童さんは考え続けたそうです。

執筆のきっかけを得て、今作を描いていく中で、自然に「これは、我々の罪だ」という言葉が出てきたと語っています。
この世界に生きる誰もが抱える「罪」の正体を、この物語を通して実感してください。

著者

天童 荒太

一九六〇年愛媛県松山市生まれ。八六年「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。九三年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。九六年『家族狩り』で山本周五郎賞、二〇〇〇年に『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、〇九年に『悼む人』で直木賞受賞。一三年に『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞。ほか著作に『あふれた愛』、『包帯クラブ』、『静人日記』、『ペインレス』、画文集『あなたが想う本』(舟越桂と共著)、対談集『少年とアフリカ』(坂本龍一と共著)、荒井良二画の絵本『どーしたどーした』、新書『だから人間は滅びない』などがある。近著に『巡礼の家』。

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書名(カナ) ジェンダークライム
ページ数 336ページ
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初版奥付日 2024年01月15日
ISBN 978-4-16-391794-8
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