書名(カナ) | ダンシング マザー |
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ページ数 | 264ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2018年11月25日 |
ISBN | 978-4-16-390933-2 |
Cコード | 0093 |
鬼母降臨ーー。
あの衝撃のベストセラー「ファザーファッカー」。
義父に犯される少女の視点から描かれた、筆者の自伝的作品から25年、
同じテーマを、今度は娘を自分の男の魔手にゆだねる母親の視点から描く。
昭和10年、九州のとある町で生まれた主人公・逸子は、ダンスホールで知り合った男と、得意なダンスで生きるべく、長崎に出る。
ところが、過酷な現実生活に追われ、2人の娘を得るも、
早々に男との結婚生活は破綻。ホステスとして働いていた
キャバレーで知り合った新しい男との同棲生活に入るが、
あらたな生活にふたたび過酷な試練が襲う。
長女・静子の成長とともに、男の視線と関心は逸子から離れていく。
異常な熱意を静子に寄せる男への愛情なのか嫉妬なのか、
逸子は娘を男の毒牙にゆだねてしまう。
ーー母はなぜあんなことをしたのか。
そのときの母の年をはるかに越え、自身が母となったからこそ、
みえてくるものとは。
内田春菊が描く、自身の生をとらえなおす凄絶かつ渾身の一作!
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