書名(カナ) | チェリー |
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ページ数 | 384ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 |
初版奥付日 | 2020年02月20日 |
ISBN | 978-4-16-391174-8 |
Cコード | 0097 |
トム・ホランド主演、ルッソ兄弟監督で映画化!
スタッカートする荒い文体と会話――戦争とドラッグと犯罪。
獄中作家が生々しく描くアメリカ犯罪文学の傑作。
この主人公、バカだろ。
あなたはそう思うかもしれない。
でもやがて途方もない悲しみが湧きあがり、
あなたの心をかき乱す。
これはそういう小説です。
ニコ・ウォーカーは服役中の銀行強盗だ。
そして必読の作家でもあることを本書で証明した。
――ワシントン・ポスト
ウォーカーの文章は、鋭く強く警戒おこたりなく、唯一無二だ。
——ジョー・イデ(『IQ』著者)
『ジーザス・サン』とタランティーノに比すべき一冊。
――エスクワイア
会話は音楽的でリアルで、すぐそばから聞こえてくるようだ。
――ニューヨーク・タイムズ
若手アメリカ作家には近頃めずらしい、文学講座の臭いがしない純文学作品。
――ヴァルチャー
なぜ平凡な大学生は戦争から帰って銀行強盗になったのか。
その転落の軌跡が生々しい言葉で語られる。大学時代の恋人との日々、兵役についてイラクの戦地で目にした凄惨な体験。PTSDを癒すためのドラッグ——それが彼を追いつめてゆく。この世界の底の底へ。
著者はこれを獄中で書いた。それがアメリカやイギリスの読書人を唸らせた。荒々しい言葉のグルーヴが、愚かしさの向こうの大いなる悲しみを浮かび上がらせて、読む者の心を引き裂く。
デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』とクエンティン・タランティーノの融合と評され、アメリカ文学界をワイルドに揺るがした獄中作家のデビュー作。
ニューヨークタイムズが2019年の必読書に選出。各紙絶賛。
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